神戸・北野町 ハンター坂北詰のさらに山側。

先週、大師道で大龍寺へ、そこから新神戸、風見鶏の館と、

散歩しながらの帰り道、地図で「萌黄の館」の西にハンター坂とありますが、

その坂の一本上の道に前から気になっていた塀がありました。

www.pochinokotodama.com

のなかで、

「萌黄の館」近くにある、丸窓に「H」のようなマークのある塀。

もしかしたらこの辺りに大きな家があって、これはその時の塀だったのか、配偶者はきっとドイツ人の家に違いないと言ってますが、全くの妄想でしょう。

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塀には神戸市教育委員会の指定する「伝統的建造物」のプレート。

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しかし、ごみ収集日にゴミ袋が散らからないように押さえるネットが、「伝統的建造物」の塀に掛けてあります。へ~え。ええのんか、そんな事しても。

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と、紹介していた塀が、傷みがひどくなり、シートで覆われていたのですが、

何か工事が行われています。

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この時は、危ないから壊すのかな?と通り過ぎたのですが、

気になって3月22日(月)に行ってみます。

 

2019年のブログで配偶者が「この辺りに大きな家があって、

これはその時の塀だった・・・きっとドイツ人の家に違いない」と、

妄想していますが、ハンターというアイルランドの人の住宅があって、

その住宅は王子動物園に「旧ハンター住宅」として移築されており、

見ることができます。

丸窓に「H」のようなマークはハンターの「H」でしょう。

 
2019年4月に内部公開時に撮影した「旧ハンター住宅」です。

神戸市によると

最初に作られたのがいつかは、はっきりとわかっていませんが、明治22年頃ドイツ人のA.グレッピー氏が英国人の技師に依頼して作ったものといわれています。

https://www.city.kobe.lg.jp/a21651/kanko/bunka/bunkashisetsu/foreigner/sub6.html より

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住宅内部はブログ記事にしています。

www.pochinokotodama.com

今年は次の予定で住宅内部が公開されています。

イベント情報|神戸市立王子動物園 より

(水曜日以外公開)
4月~5月、10月

(土・日・祝日のみ公開)
6月~7月、9月、11月~12月、3月
※春休み期間は平日も公開いたします。

 

9時30分~16時30分
(11月、12月は9時30分~16時となります)

 

無料  ※ただし、動物園入園料は必要

 

ハンター坂と名前が付けられるハンターとは、どんな人物か、

こちらのKOBECCOサイトに分かりやすく述べてあります。

kobecco.hpg.co.jp

サイトの記事を荒っぽくまとめると、

1843年にアイルランドで生まれたハンターは、アジアに憧れ、22歳で来日・・・明治7年(1874)に神戸にE・H・ハンター商会を、明治14年(1881)には大阪で大阪鉄工所を創設する。・・・大阪鉄工所は、後に日立造船へと発展することになる。この他、・・・次々に事業を起こし、「範多財閥」を形成した。

・・・

 事業を成功させたハンターは、地元有志より北野天満神社の周辺一帯3000坪の土地を譲り受け、北野の地に自らの“理想郷”をつくった。

・・・

広大な敷地内に立派な日本家屋を建て、日本家屋建築の少し後に、同敷地内に瀟洒な洋館を移築しているが、こちらは昭和38年に王子公園に移築され「旧ハンター住宅」として国の重要文化財に指定されている。一方、日本家屋は北野に残され、今日では「北野ハンター迎賓館」の名で、着物が映えるブライダルの場に活用されている。

・・・

大正6年(1917)75才で死去したハンターは、神戸の再度山修法ヶ原外国人墓地に、妻の愛子とともに静かに眠る。

 

ハンター坂は山手幹線から山側へ、北野通りまで上ってきて、

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北野通りを少し西に進み、再び山側へ上ると、

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駐車場に突き当り、道は東西の緩い上り坂に分かれます。

地図では東の坂道がハンター坂となっていますが、

西の坂には門柱の跡があります。

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上ってゆくと右に大きく曲がって、

いつも私が散歩で通ってくる左からの道と合流します。

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ここが私が合流してゆく道の入り口で門柱が残っています。

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白い塀には「登録有形文化財」のプレートがあり、

これもハンターに関係があるのでしょうか。

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話が横道へそれましたが、右に曲がって建物が途切れると、

気にしている塀に出ます。

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現場においてある石には、

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それぞれA・B・C・・・とアルファベットの札が貼ってあります。

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よかった。さっきの門柱の左側の塀みたいに壊してしまう事はないようです。

この辺り一帯はハンターの敷地だったようです。

 

また、KOBECCOサイトに出て来た「北野ハンター迎賓館」の塀の端にも、

「H」マークがあります。

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右側の道沿いの塀にも「H」マーク。

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塀の端を山側から見ています。

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今、私の立っているこの道は「背山散策路」の取りつき口になっています。

 

今回、写真にしたのは、ブルーで囲った所です。

左は文化庁のプレートがある塀。

真ん中はハンター坂から上がってきた駐車場横の門柱と塀、それと工事中の塀。

右は北野ハンター迎賓館の塀。 

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地図は神戸市の「神戸市北野町山本通重要伝統的建造物群保存地区」サイトより、

PDFをダウンロードして、加工・加筆しています。

神戸市のマップはこちらです。

https://www.city.kobe.lg.jp/documents/7381/dennkenn_hozonnkeikaku_huzu_1.pdf

 

 

記事を書きながら、

「北野天満神社の周辺一帯3000坪の土地を譲り受け」たのが、

どこからどこまでなのか、知りたくなってきましたので、

少しずつでも調べてみようかと思っています。