2月28日(日)の夕方、
煮炊きものを何品か作ろうとして、二人の不注意で、20年近く使っていた、
ル・クルーゼのお鍋を、どうしようもないほど焦げ付かせてしまいました。
配偶者は半べそ状態で、自分の注意力の無さに落ち込んでいます。
私でも、たとえハンカチであっても、どこかで落とした時など、
人に踏まれていないかなと、心寂しくなることもあるので、
配偶者にすれば、20年近くずっと当たり前にそこにあって、
ずっと当たり前に使っていたお鍋を失うのは辛いでしょうね。
買ってから間もない頃、私がお鍋の底を焦げ付かせ、
慌てて木のヘラで無理やり焦げをそぎ落としたのが原因で、
最近はホーローが剥がれて地金が小さく出てきていたので、
使いにくくなっているなと、思っていたところに、
今回の事態は辛いものでした。
ル・クルーゼは使い易く、これで煮炊きをすると美味しい、
と思い込んでいたので、どうしても他のお鍋は使う気にはなれず、
その日の夜遅くに、ネットで新しいル・クルーゼのお鍋を注文しました。
注文したオレンジのお鍋が配達されたのは3月2日の火曜日。
はじめまして。これからよろしくお願いしますね。
取扱説明書に焦げ付かせた時の説明があり、
ちゃんと読んでおけばよかった、とは今更ながらです。
古いお鍋を捨てる気にはなれず、台所で休んでもらっています。
新顔のル・クルーゼが来た次の日3月3日(水)は風があり寒い。
大師道で久しぶりの修法ヶ原池へ。
登り口の空を雲が駆け抜けています。
修法ヶ原池には陽だまりがあって、正面の再度山に、
鍋ひとつでも案外動揺するもんやな、と独り言。
片隅にまだ後悔を持っている自分を小さいなと思うと、
営業中のボートハウスが大きく見えてしまいます。
それでも帰り道の大龍寺で、
寒緋桜が咲いているのを見つけて、後悔のこわばりが少しほぐれます。
今日3月5日(金)も 朝から雨ですが、底冷えがなくなっているので、
これからは、体のこわばりも、少しずつほぐれてゆくのでしょうね。