1月1日(水)
元旦は、たとえ安直な「店屋もんのおせち」を並べても、
一品でも自前で作るところに配偶者の心意気が見てとれます。
今年も負けず嫌いの意地の強さは継続するのでしょう、多分。
お雑煮とおせちを頂いてから、西宮の「えべっさん」へお詣りします。
阪急三宮駅から夙川駅へ向かうのですが、
寒く無いとはいえ、プラットホームでじっと立っていると冷えるので、
普通電車の座席で特急電車が来るまで待ちます。
年に一度くらいしか見ない夙川からの六甲連山。
大阪方面から帰ってくる時、この山の形を見ると、
あぁ帰ってきたと、どことなくホッとします。
丸いお椀を伏せたような甲山が見えていないのが残念です。
昔々大昔、高校の3年間はこの駅を利用していたのですが、
ロータリーがどんな感じだったのか、ほとんど覚えていません。
夙川堤を阪神電車の香枦園駅まで15分ほど歩いてきて、
駅から国道43号線沿いに東へ10分ほど行くと、「えべっさん」です。
阪神電車の高架の向こうに丸い甲山が見えています。
夙川から「えべっさん」へ。
半世紀近く前の記憶を妄想しながら「えべっさん」に着くと、
今年は拝殿前の人が多い気がします。
御本殿に入って行くと、拝殿前の混雑から想像したより人は多くなく、
ゆったりとしたお詣りになりました。
おみくじを引くと、私は「凶」、配偶者は「大吉」。
配偶者はアイスパフェが「吉」を呼んでいるのでしょう。
私には「えべっさん」から「図に乗るな!」という忠告と思い、
無駄にウロチョロしないで、来た道の夙川堤を帰って行きます。
国道2号線の夙川の橋の上から見ると、JR神戸線の鉄橋の向こうの丘に
あんなぎょうさん家があったかな?と思うくらい家が建っています。
阪神淡路大震災から25年も経っているから街の様子も変わるやろ、
と今更ながら納得します。
鉄橋の西側にある「日切地蔵尊」。
ここから見る六甲連山の眺めは、夙川の堤ということもあるのか、
空が広がっていて、ぼんやりした解放感があり半世紀前からずっと好きです。
さすがに「凶」のくじを引いた時は、あちゃ~!と思いましたが、
「えべっさん」から今年一年限りのイエローカードを貰ったのだと思っています。
慌てんと、ぼちぼち行きまっせ。