きのう10月3日(木)、「青谷ベーカリー」のロールパンが無性に食べたくなったので買いに行きます。
地下鉄で新神戸に出て、そこから市バスに乗り換えて青谷ベーカリーまで行こうと家を出たのですが、地下鉄の駅に向かう途中、地下鉄は使わずに新神戸まで歩こうと気が変わります。
山本通(異人館通り)と北野坂との交差点から山側を見ると、風見鶏の館の屋根が少しだけ見えます。
午後から雨の予報が出ていて、新神戸から見る海の方は怪しげな空ですが、
山の方を見ると晴れっぽい空かなと勝手に思い込み、市バスにも乗らずに青谷まで歩くことにしました。
新神戸から二十数分、だらだら坂のバス道を上り「青谷ベーカリー」へ到着。
摩耶山から下りて来た時は、右側のバス道を新神戸へ向かって歩いて帰ります。
「青谷ベーカリー」の名物のヤサイロール、ロール(ハムカツ)、タマゴロールを買うと、左にあるクロワッサンをおまけしていただきました。
パン生地は、バケットの外を柔らかくして内はもちもち感を抑えたような、具材を味わいやすい食感になっています。
具材の味付けは、とんがった味ではなく、穏やかなやさしい味で、パン生地との相性がぴったりです。
クロワッサンの生地も、どことなくロールパンの生地に似ていて、外も内もほんのりした甘さと塩加減です。
食べているとロールパン、クロワッサンのどちらも味の懐かしさを感じます。
近所にある 「ブリエ(briller)」は諏訪山のふもとにあります。
朝の食パンは、ここの山食パンをほぼ毎日食べています。
「青谷ベーカリー」の肩の力が抜けてリラックスしたパンと、近所の「ブリエ」のきっちりした几帳面なパンとは対照的です。
左はマロンあん、右はカマンベールチーズの入った「ブリエ」のパンです。
どちらもしっかり噛みしめながら食べると生地の風味が広がります。
マロンあんはマロンを真ん中にしてその周りを粒あんが囲んでいます。
カマンベールチーズはしっかりチーズが味わえます。
甘いものは控えるほうが私の体には良いのですが、山食パンを買いにゆくと、ついつい他のパンも買ってしまいます。
私は「青谷ベーカリー」のロールパンも「ブリエ」のパンも、どちらも神戸の味のような気がして好きです。
それぞれの持ち味をこれからも味わってゆきたいと思っています。