中秋節とは旧暦の8月15日(十五夜)に、月を愛で、秋の収穫を祝って地の神様を祀る節句です。今年の中秋は9月13日(金)にあたります。
日影のない所を歩いているとまぶし過ぎて、商店街の影にホッとします。
春節祭の時のような混雑ではありません。
春節祭は旧暦のお正月になるので結構派手で楽しいのですが、それと比べると中秋節はおっとりしていて「りきみ」の無いところが好きです。
獅子が南京町の商店街を回ってご祝儀を貰う「獅子舞採青」は、今日は用事があって見ることはできませんが、明日15日(日)もあるのでまた来ることにします。
出発はここ南京町広場です。
素通りに近いような感じで東側の「長安門」まで来ました。
用事がなければ路地をウロチョロしたかったのですが、またの機会にします。
次の日の11時半過ぎ。
南京町広場では「獅子舞採青」出発前のセレモニーのようです。
きょうは暑いので、獅子舞を見る時はくれぐれも熱中症に気を付けてください、とのアナウンス。
広場の照り返しが、きょうもまぶしい。
獅子は頃合いをみて、厄を祓い福が来るようにと、見物人の頭を噛んでゆきます。
配偶者によると、知人の息子さんが、きのうの獅子舞で前足を担当していたそうです。
知人の話では、前足役と後足役は不満が出ないように時々交代をするそうですが、
しかし体型的に前足は無理かな、と思う後足を見かけますけどね。
ことしの獅子は新調されていて、日本国内では獅子を作る所がないので、香港で作るそうです。
獅子舞はマレーシア、シンガポール、香港などで行われているそうですが、どこも獅子舞を絶やさないように後継者育成に力を入れているようで、南京町でも同じだそうです。
また中秋節に食べる月餅は塩玉子入りが良い、とかの小ネタも配偶者が知人から仕入れてきていました。
獅子がこちらに向ってきます。今年も噛んでもらえます。
ありがとうございます。
「採青」の一件目の店は南京町広場の西隣にある豚まんの「老祥記」。
ネコさんのようにグナグナしながら店内へ。
赤いご祝儀袋をいただきます。
意気揚々と立ち上がって次の店へ。
それにしても日差しがきつい。
南京町広場で獅子舞が始まった時から、ずっとドラや太鼓の傍にいたので、さっきから耳がキーンと鳴っています。
今度は南京町広場の東隣にある店へ入って行くようです。
ここから獅子は東の長安門から入って「獅子舞採青」を続けるのですが、これ以上カンカン照りの中で獅子舞の追っかけは無理なので、引き揚げることにしました。
今年も獅子に頭を噛んでもらえたので、厄を祓い福が来ることでしょう。