前回ブログの続きです。
7月13日(土)午後7時頃、鶏鉾(にわとりぼこ)を見ていた時に聴いたお囃子と同じだと思いますが間違っていたらすみません。
平26.7.2(水)二階囃子(鶏鉾)@祇園祭(京都市下京区)
再生して4分くらいすると市バスが通ります。「らしい」なぁと思います。
鴨川の松原橋を渡り、二階のベランダに自転車がある高瀬川沿いを四条通り目指して北へ歩きます。
四条河原町で、「四つ葉のクローバー」のヤサカタクシーを見ました。何年か前に東大路でバスの一番後ろの席に座っている時、真後ろに「四つ葉のクローバー」がいて、何か幸運に出会ったような気がしました。
平成 14 年から1,200台のうちの4台を四つ葉のシンボルマークに変えて走らせたのが始まり。現在は、台数が1,300台に増えたことから、1/325の確率で出合うことができるそうです。
乗ると幸せになれる!? 京都ヤサカタクシー「四つ葉のクローバー号」 | トヨタ自動車のクルマ情報サイト‐GAZOO
四つ葉のクローバー号は、通常のタクシーと同じように市内を巡回営業しています。数名の選ばれた乗務員が日替わりで乗車し、指定予約をすることはできません。乗客へは記念の「ご乗車記念カード」と小さな四つ葉の天井灯の「四つ葉シール」が手渡されます。乗車される際に気づかれないこともあるそうですが、「四つ葉タクシー」であることを伝えるととても喜ばれるんだそうです。
四条通りを大丸京都店まで来ましたが、甘いものが欲しくなり店を探していると、高倉通りの大極殿本舗がリニューアルされていて、以前はなかった甘味処ができているので迷わず入ります。
抹茶と生菓子のセットを頼みます。
生菓子はハッカがほんのり効いて、甘味は十分あるのに口の中が爽やかになります。暑い季節には、持ってこい、です。
抹茶が、お昼ご飯の油気を落としてくれて気分的にもさっぱりします。
お茶でリフレッシュした後は四条通に戻り、最初に出会ったのが長刀鉾。
あぁ、祇園祭や、と感激します。
祇園祭2019 山鉾(山鉾巡行)ガイド | 京都観光情報 KYOTOdesign より
長刀鉾 (なぎなたほこ) 【鉾】
「くじ取らず」として、毎年必ず先頭を行く鉾。
唯一、生稚児が乗る鉾で、巡行中は町名が変わる度に稚児舞が披露される。
鉾頭は、疫病邪悪を祓う大長刀。
次に四条烏丸交差点を渡って函谷鉾。
宵山期間中女性が乗ることのできる鉾は限定されているのですが、函谷鉾は可能なようです。
祇園祭2019 山鉾(山鉾巡行)ガイド | 京都観光情報 KYOTOdesign より
函谷鉾 (かんこほこ) 【鉾】
「くじ取らず」で、毎年全体では5番目、鉾では長刀に次いで2番目に行く鉾。
孟嘗君という中国の人物がが函谷関で家来に鶏の鳴声をまねさせて関門を開かせ難を逃れたと言う故事に因んだ鉾。
鉾頭の三日月と山は、夜中の山並みを表し、真木の上端には孟嘗君、その下に雌雄の鶏が祀られている。
交通規制もなくて、車も市バスも普通に走っていても、雨が降っていても、誰もがお祭り気分100%で歩いています。
祇園祭2019 山鉾(山鉾巡行)ガイド | 京都観光情報 KYOTOdesign より
鶏鉾 (にわとりほこ・とりほこ) 【鉾】
鉾頭は、鶏の卵が諌鼓の中にあることを表しているといわれる。
真木の『天王座』は船形で、海上の守護神である住吉明神が祀られている。
ここに来て、配偶者が「カマキリのが見たい!」とおっしゃるので、「蟷螂山 (とうろうやま)」の場所を検索して確認、室町通をUターンして北へ向かいます。
配偶者が楽しみにしていた蟷螂山です。
祇園祭2019 山鉾(山鉾巡行)ガイド | 京都観光情報 KYOTOdesign より
蟷螂山 (とうろうやま) 【舁山】
中京区西洞院通四条上ル蟷螂町
全山鉾の中で唯一のからくり仕掛けの「大かまきり」が大人気。
カマキリの、自分の力のほどをわきまえず大敵に立ち向かう、その勇猛さを賞した中国の君子の故事に因む。
ネットの「祇園祭2019 山鉾(山鉾巡行)ガイド」で「舁山(かきやま)」と表記されています。本来は巡行中ずっと担ぎ続けるのだそうですが、それには体力と技術を必要とされ、段々と担ぎ手不足になってしまい1972年以後はすべての「山」に車輪が付けられたそうです。
あいにくの雨で屋根の上の「からくりのかまきり」をビニール越しで見ることになりましたが配偶者は満足そうです。ちなみに「からくり」は4人の人が中に入って動かすそうです。
蟷螂山のあとは、もう一度鶏鉾をゆっくりと見たくてやって来ました。
しばらくするとお囃子が始まりました。これが記事冒頭のお囃子だったように思います。
前祭の巡行では、八坂神社へ向かうときは奉納囃子といって比較的ゆっくりとしているそうですが、四条河原町での辻回しの後は戻り囃子といって少しテンポが早くなるそうです。
大昔、まだ鉾から粽を撒いていた頃、一度だけ巡行を見たことがあるのですが、お囃子に違いがある事は知りませんでした。四条河原町での辻回しを見た後、どこの町内か覚えていませんが、戻って来た鉾から窓の開いている二階の部屋に粽を投げ込んでいたのですが、それを眺めていた私にポンと粽を軽く投げてくれたことが嬉しくて、今も覚えています。
機会があればお囃子の違いも聞いてみたいものです。
自分たちのためのお土産が欲しくなり、午後7時をまわった頃ですが、「ハッピー六原」は午後8時まで開いているので、なにか惣菜を買って帰ろうとなってもう一度行くことにします。
四条通から東大路通を行くバスに乗るため四条烏丸のバス停を探します。
今度は「四つ葉のクローバー」のヤサカタクシーではありませんでした。
「ハッピー六原」は松原通りにあるのですが、東大路通を挟んで東側を「清水道」、西側を「松原通」と呼んでいるようです。
このことを私たち二人は全く知りませんでした。
バス停「清水道」に降りて、「清水道交差点」を鴨川の方へ行けばよいのですが、そのことがあたりが暗くなっているせいもあってか分かっていませんでした。
これが右往左往の始まりです。
松原通を探して安井金比羅宮の方へ行くのですが、松原通があるはずがありません。そこで適当に鴨川の方へ行こうと西への道に入りますが、建仁寺の大きな境内地があるので行き止まりになってしまいます。
路地は暗くて不安で、文字通り闇雲に右往左往してしまいました。
それでも何とか東大路通に戻ることが出来て、松原通を確認できた時は午後7時40分ごろでした。「ハッピー六原」には閉店10分前に入って惣菜を買いました。
帰り道に東大路通を通ると暗くて不安になるので、明るい四条通の祇園バス停からJR京都駅に向かう事にします。
午後8時半ごろ、八坂神社の西楼門、昼間に比べると人も車も少ないです。
バスの窓から見えた長刀鉾。
暗い路地を右往左往したので疲れましたが、大昔自分たちが住んでいた所も家並みが低く結構暗かったことを思い出し、それはそれで楽しい思い出になりました。
「ハッピー六原」で買った総菜などを使った、翌日のご飯です。
真ん中に甘辛く炒めた万願寺唐辛子、上から右へ棒棒鶏、だし巻き(三つ入っていたのを二等分したので、一人ひとつ半です‼)、子芋煮、おから、冬瓜の枝豆あんかけ、ひじき煮です。
どれも出汁がきいた優しい味付けで日本酒に合います。
日本酒は、名前で衝動買いした「京都 五山の四季」。辛口で食がすすみます。
雨が降っていたり、道に迷ったりしましたが、できれば来年も八坂神社に粽を納めに行けたらと思っています。