「神戸まつり」のイメージはサンバなので、
Mais que nada(マシュ・ケ・ナダ) のサンババージョンです。
5月19日(日)
家を出る時、「神戸まつり」のパレードに参加するのでしょう、おそろいの浴衣を着てタクシー待ちをしているご近所の方々に会って、お祭りだなぁと思ったのですが、生田新道は普段の日曜日と変わらない様子で特にお祭りの雰囲気はありませんでした。
フラワーロードは「そごう」前の交差点から海側の国道2号線までの約1km弱がパレードやイベントのために通行止めになっています。
フラワーロードの一番山側の会場では地元ラジオ局のイベントがあるようで人が集まり始めています。
おっちゃん「いつ中に入れんのん?」
ガードマン「11時からなんでもうちょっとだけ待ってくださいね。」
テントイベントの運営者(?)「いや、ここは混乱を避けるため開けないようにしてますんで!」
ガードマン「いや、開けるように言われてるんやけど!」
兵庫県警「確認せなあかんのんちゃうか。」
《えらいこっちゃのぅ。(ダークサイドの私)》
市役所前と
東遊園地前で、神戸まつりの最初のプログラムが始まりました。
天気予報では曇りのはずが暑い。
水を飲みたくなったので木陰のある東遊園地に入り一服します。
普段あまり見ることのない民族芸能などが東遊園地で披露されています。
今年も救急救命士が巡回しています。暑い中でパレードを見ていたら熱中症とか疲れて具合が悪くなる人も出てくるのでしょうね。
東遊園地の南西角には出番を待つグループが集まっています。
きょうは三宮から元町の方へ行きます。
伊藤町筋では神戸消防音楽隊が準備中。
明石町筋のファーマーズマーケットで、
卵を売ろうが、
仲町通で太鼓を叩こうが、
京町筋を通行止めにして係員と一緒に母子でパレード参加に急ごうが、
京町筋のビルの窓からサンバ会場の被写体を狙おうが、
すべて自由意思の「神戸まつり」です。
親から受け継いだ神戸気質と思っているのは、
ご近所付き合いはするけれどお互い干渉はしないこと。
人がどんな暮らしをしようがその人の自由であること。
人がどんな服を着ようがその人の自由であること。
人がどんな形で「神戸まつり」に参加しようがその人の自由であること。
すべて自由意思の「神戸まつり」です。
サンバ会場でサンバダンサーのあたりは特に人がいっぱいで、どうなっているのかさっぱり見えません。
スタート時間が近づいて楽器奏者が集まっていますが、外から見ていても緊張感が流れているのが分かります。
左側にトラックの荷台に乗ったボーカル、キーボード、ギター、ベース、ドラムスと一緒に、道路にいる指揮者の合図でスタート。
サンバダンサーが演奏を盛り上げに来ます。
始まる前の緊張感はなくなり、すっかりリラックスして演奏しています。
目の前のドラムのおじさんはどんどんテンションが上がり、ステップを踏みながら後ろへ下がって来て生垣につまずいてこけてしまいました。
サンバチーム全体が海側へ動き始めたのでこれを潮時に会場を離れます。
サンバは派手な衣装のサンバダンサーに注目してしまいますが、もしサンバチームに入って楽器演奏が出来たらものすごく楽しいかも知れない、と思ってしまいました。
元町へ戻ってくるとパレードを終えた「神戸製鋼コベルコスティーラーズ」の選手が帰ってゆくところです。
今年はラグビーのワールドカップの試合が神戸でもあるので、あらためて「ラグビーの選手は分厚いな~」としげしげと見てしまいます。
今回はパレードをあまり見ないで帰ってきましたが、自由意思の「神戸まつり」は堪能しました。