裏山から市街地を見ていると風景のあるミュージックビデオが見たくなります。
Playing For Change | Song Around The World
「All Along The Watchtower」
5月15日(水)
天気予報を見ていると、気持ちよく体を動かせる天気はきょうまでかも知れないと思い、行き先は気分しだいで決めようと新神戸に。
実際は次の日も良い天気だったのですが、それはさておき、
みはらし展望台の少し上からからのポートタワーやハーバーランド。
ハーブ園の入口を過ぎて谷側にある道標に「布引貯水池を経て新神戸」。
そう言えばここ最近行っていなかったので急な坂を下り貯水池へ。
下りてみると貯水池の水や周りの緑は青緑から黄緑まで元気そう。
貯水池には溢れるほどの水はありません。
「五本松かくれ滝」に水は流れているのでしょうか。
確かめたくなって下へ行ってみます。
「五本松かくれ滝」は水の落ちる音はしているのですが、水の量が少なくて見えかくれする微妙な滝になっています。
ここまで来ると市ヶ原へ上り返す気が無くなってしまい、天気が良い日の異人館通りへ行きたくなってきました。
下ってくると城山から再度山ドライブウエイ方面の分岐になっている「猿のかずら橋」があります。
ツルがかなり少なくなっているなぁ。
見はらし展望台へ戻ってきました。
暑そう~、に見えるけれどカラッとしているので暑さは気になりません。
「布引の滝」も水の量が多い方ではありません。
水の量が多い時は風を起こして、水しぶきがカメラのレンズにかかり難儀することもあるのですが、きょうはおだやかな滝です。
ちょっと迫力不足、かな。
異人館通りへ出ようと北野坂を下りかけて、振り返ると風見鶏の館の屋根が裏山の緑をバックにチラッと映えます。
異人館通りにある、シュウエケ邸の車庫の右にある路地が、以前から気になっていたのでネコさんのようにヒョコヒョコ入ってみます。
路地へ入った途端に目の前の景色は、50年以上も前に戻ったような景色です。
勝手口のためのような路地は今でも残っているのか?!
左の塀の向こうはシュウエケ邸の庭ですが、現在は非公開の住居です。
住んでいる人でしょうか、話し声が聞こえてきます。
南隣の塀は非公開の異人館「旧キャセリン・アンダーセン邸」のものです。
南への路地は塀の先で終わり、東西の道に出ます。
ネコさんのようなヒョコヒョコ探索はここで終わり、
突き当りを西へ行くとトアロードです。
路地に良い思い出ばかりがあるわけではありませんが、私の神戸の原風景は、坂になった路地と側溝と石垣の三点セットでイメージとしてこびりついています。
きょう17日(金)、出かけた鍋蓋山の北側のすぐそこに鈴蘭台の街が見えます。
1970年代にニュータウンとして鈴蘭台へ六甲山の南側に住む人がたくさん引っ越してゆきました。
母の兄姉はすべて阪神間に住んでいたので、引っ越した人の話として、鈴蘭台は夏は涼しくて快適な所らしい、と羨ましそうに話していたのを憶えています。
その時子供の私は「鈴蘭」という名前にハイカラな感じがして惹かれたのと、冬には日当たりが悪くて寒い路地なんかきっと無いに違いないと想像していました。
鈴蘭台のことはいまだに知りませんが、ニュータウンと呼ばれた街にはきっとネコさんの通り道のようなくねくねした路地は無いのでしょうね。