今回で24回目を迎える神戸ルミナリエ。
阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂のための行事なので行きたかったのですが、
会場近くまで行くとその人の多さに圧倒されて何度か引き返していました。
「今年こそは」の意を固くして出掛けます。
Mozart「Requiem」
点灯は午後6時ごろの予定ですが、
緊張して気がせいているのか、午後5時過ぎ頃には会場に着いていました。
会場への順路になっている「旧居留地38番館」東の明石町筋は、
まだ人が押し寄せている状態ではありません。
今は空っぽの車道も、間もなく人で埋め尽くされるのでしょう。
あたりも暗くなってきた午後5時40分頃、
今日は点灯時間を早めますと主催者のアナウンスがあり、
足元の冷たさに辛くなりかけていた頃だったので、
待っている人の間にホッとした空気が流れます。
午後5時50分頃点灯。一斉にスマホをかざします。
浪花町筋の入口まで少しずつ進み始めます。
想像していたよりずっと迫力があります。
横の建物にルミナリエが映り込んでいます。
おぉ、きれい!
内へ入ります。
すごい ‼
光の美しい眩しさに圧倒されて息を呑んでしまいます。
永遠に続けば良いのにと、無いものねだりをしたくなる程です。
天井があるのは京町筋交差点までです。
天井の回廊が終わり、京町筋交差点が近づいてくると次の回廊が見えます。
誰もが「きれいなぁ」「すごいなぁ」の感嘆の言葉しか見つかりません。
穏やかな表情で、ゆったりとした足取りで進みます。
振り返ると天井のある回廊が見えます。
神戸ポート郵便局前まで来ると、正面にメイン会場の東遊園地に作られた、
光の壁掛け「スパッリエーラ」が見えてきます。
東遊園地に着きました。
光の回廊にずっと包まれていたので眩い光が途切れると、
まるで今まで夢を見ていたかのような錯覚を起こしそうです。
東遊園地の 芝生広場には、
光の聖堂「カッサ・アルモニカ」が真ん中にあります。
光の聖堂「カッサ・アルモニカ」の右側に、
2本の塔がある光の壁掛け「スパッリエーラ」です。
左側も同様に2本の塔がある光の壁掛け「スパッリエーラ」です。
ぐるりと取り囲まれていると、私はクリスチャンではありませんが、
昔々プロテスタント系の学校に通っていた頃、
週に一回あった礼拝と、少し暗い礼拝室を思い出してしまいます。
会場から出口のフラワーロード側に出ると、
遊歩道にも作品が置かれていて、
ルミナリエに照らされた道を帰って行きます。
東遊園地の方を見ると次々と人が来ています。
最初にくぐった光の玄関も奥に見えます。
ルミナリエ最終日の12月16日(日)は生憎午後から雨の予報ですが、
予報が外れて沢山の人が来られたら良いのにと思ってしまいます。
神戸ルミナリエを24回目にして初めて見たのですが、
光の迫力ある異空間に包まれた時の、
心が高ぶる満足感は貴重な体験となりました。
今を生きている者の心も平穏にしますように。