台風一過の9月5日(水)、風見鶏の館の南にある北野町広場では、
観光客はまばらですが、サラッとして心地良い風が吹いています。
何となく秋っぽい空気です。
もう社会人になっていた秋か冬の初め頃、LPを買ったのですが、
そのLPが今日までの間に買った一番最後のLPになりました。
Jim Hall「CONCIERTO」です。
そのアルバムから
Jim Hall「Concierto de Aranjuez」
緊張しない音色に聴き惚れていたところ、
砂糖菓子みたいな音やな、と一緒に聴いていた友人が言うので、
気楽なん聴いたらあかんのんかと、ムッとして言い返したことを思い出します。
自宅から歩いて約40分、新幹線の新神戸駅まで来ました。
「大きな入道雲が出てるけど、ハーブ園の南門まで余裕で天気は持つやろ。」と、
知らぬ間に口に出して言っています。慌てて周りを見たら、誰もいなかったので、
安心しました。老いたのかなぁ。ちょっと、へこみます。
「みはらし展望台」の左にある水道局の門柱に張り紙があります。
布引貯水池への道は、前とは違う場所で通行止めになっています。
私は使っていませんが、この道は市ヶ原へ行くメインルートになっていて、
毎日登山の方は余りルートを変える事をされないので、きっとこの道の開通が待ち遠しいのではないでしょうか。
私がいつも通っているアスファルト道路は、迂回路に指定されています。
木の枝や葉が散乱していますが、もっとひどいことになっていると想像していたので、市ヶ原の様子は分かりませんが少しホッとしました。
奥に見えるミラーの所から左方向に市街地が一望できます。
見慣れた光景ですが、右に見えるハーブ園のロープウェイは止まったままです。
昨日の暴風を思えば、すぐさま運行できるはずがありませんよね。
止まったままのゴンドラの下に、城山へ向かうハイカーが見えます。
こちらへ吹いてくる風の匂いは、もう草いきれのような夏の匂いではなく、
乾いた香ばしい秋の匂いがします。
もう少し辛抱したら、季節が移るかな。
ゴンドラの方から人の声とカンカンという音が聞こえます。
写真では見えませんが、ゴンドラのすぐ海側にロープウェイの支柱があって、
点検作業をしているようです。
今日はここで折り返そうと予定していたハーブ園の南門まで来ると、
ピロピロピロ・・・と運行の合図音がして、ゴンドラが動き始めました。
どうやら運行点検の最終段階のようです。
一服がてら、しばらく試運転を眺めていましたが、まぁこんなもんでええやろと、
点検責任者気取りで勝手に納得して新神戸へ引き返します。
アスファルト道を引き返していると、最近は下りに使う事は殆ど無かったので、
正面にポートアイランドや空港大橋・空港島が見える事を忘れていました。
おそらく水量があるからきっと滝らしい滝になってるぞと予想して、布引の滝に寄ってゆく事にします。
滝まで来ると、予想通り水量が多く水煙が舞ってしっかりと飛沫を浴びます。
奥にあるのが「雄滝」。
その滝壷から流れる「夫婦滝」の二筋の流れがくっきり見えます。
滝が滝らしいのは良いけれど、今週末、近畿地方は再び雨の予報。
台風の後に大きな地震が北海道で起きたりして、自然災害に苦しめられますね。
例え被害を被っても誰に損害賠償をしてもらえる訳でも無く、場合によっては今までとは全く違う生活を、この先ずっと送らねばならない事態もあります。
関西地方でも阪神淡路大震災をきっかけに、人の意識や色んな分野での防災策が進み、自然災害で生活に難儀する事が少なくなると思っていたのですがねぇ。
災害があるとスーパーやコンビニがすぐ品不足になるのを見ると、何してんねん!と思ってしまいます。