8月8日(水)の朝は前日の天気予報通り、涼しい朝になりました。
この時とばかりに6月26日(火)以来の摩耶山ハイクに出掛けます。
私がイメージする歩くテンポに合っている、
TINSLEY ELLIS「I'll Be Loving You」です。
いつも通り新幹線の新神戸駅の下をくぐると、
軽い坂が、いつも通り「始まりまっせ!」と言ってくれます。
きつい日差しの砂子橋ですが、サラッとした空気が流れていて、
「秋みたいやなぁ。」
みはらし展望台から市街地を見ながら、一息つきます。
7月11日(水)に、豪雨の影響で市ヶ原へのハイキングコースがどうなっているのか、
様子を見に来た時は、布引貯水池への道が土砂崩れのため全面通行止めでした。
その時に撮った、門が閉ざされている布引登山道の写真です。
今は布引貯水池までは通れるようになっています。
地図で「土砂崩れ」と表記されている場所は、普段から斜面側に鉄網が
設置されていた所かと思います。
きつい日差しの中、いつも通りアスファルトの道を歩くのはかないませんから、
日影のある生田川沿いの道を行きます。
ずっと川の左岸を歩いて来ましたが、布引ハーブ園のロープウェイの下を通り、
ここで右岸へ渡ります。
右岸へ渡り約5分ほど歩くと、「五本松かくれ滝」に出ます。
布引の貯水池がオーバーフローした時だけ、水が流れ落ちるようになっているのですが、7月豪雨の時の水がまだ山の中にはあるのでしょうか。
貯水池は満水で、オーバーフローした水が下に流れています。
体感で涼しいのか水をあまり飲んでいません。これは危ないかも知れません。
風が心地良いので、一服して水分補給をしておきます。
ダムの橋を渡って、再び左岸へ出ます。ここから先は鳥居をくぐり、
う回路を行きます。
鳥居から階段とジグザグ道を上り、ハーブ園の南門の前を通っている
アスファルト道路に合流します。
ここからはいつも通りの道になって市ヶ原へ向かいます。
紅葉の茶屋はお休みで、お出迎えをしてくれる犬のワトソン君、
ネコの左京君と相棒君がいないのが残念です。
ネコさんが堂々と「紅葉の茶屋」を行く。 - pochinokotodamaのブログ
で紹介していますが、黒いのが左京君、その隣が相棒君。
こちらがワトソン君です。
櫻茶屋がある市ヶ原は、ハイキングコースのターミナルのような所で、
夏休みともなれば、平日でも人がいるのですが、今日は誰もいません。
櫻茶屋の前に、7月20日現在の登山道の豪雨被害状況が掲示されています。
暑さもあるのでしょうか、あちこちのコースが荒れてるのでハイカーは少ないのかも知れません。
摩耶山への天狗道コース分岐点近くまで来ると、周りは緑でモコモコの夏風景なのに、サラサラした西風に秋になったような錯覚を起こします。
分岐点より先には、摩耶山への代表的なコースの地蔵谷、黒岩尾根、桜谷、徳川道の4コース、それに森林植物園もあるのですが、トゥエンティクロスには入らない方が良さそうです。
市ヶ原で人を見かけなかったのはその為かも知れません。
涼しさに助けられ、一月ぶりでもバテバテにならず、
明石海峡大橋が見えるところまで上って来れました。
好物の風景の一つです。「山と海がすぐそこ」の象徴みたいな、
4本鉄塔越しのポートアイランドと空港島です。
午後1時前の掬星台の気温は、25℃。大阪方面も良く見えます。
快適そのものです。このまま朝晩だけでも涼しくなってくれたらなぁ。
展望台のみなさん、そう思いません?
下りて来た摩耶山史跡公園の木陰は、見晴らしも風の通りも良い塩梅で、
昼寝をしたくなります。
それにしても、葉っぱがえらい虫食いになっとるなぁ。
いつもより時間が掛かって、行者場まで来たのですが、膝が笑う程ではありませんが、足の踏ん張りが弱くなってきました。
朝からあまり欲しくなかったけれど、ボトルに入れた氷水を飲むと、
気のせいかシャンとなります。
小休止です。
行者場から、ここ青谷登山口までは急坂でなくて助かりました。
足の踏ん張りも回復したような気がします。
それにしても炭酸飲料が飲みたい。下の自販機まで急ごう。
おっ、「ENERGY」とかいてあるチェリオの「ライフガードインフィニティ」
というのがあるぞ、飲んでみよう。
魔法使いのメレブに呪文を掛けられた、勇者ヨシヒコのように
「おお、これは効く、メレブさん。これなら新神戸駅まで余裕で歩けます。
いや新神戸どころか家まで走って帰れますよ。」的にテンションが上がります。
飲み干してから、写真を撮っていない事に気が付きました。
ああ、またやってしまいました。