5月12日(土)、
「タイガースのピーが新開地音楽祭に、きょう出るんやて。」
という事は「行け!」という事になるので、
いざ、新開地へ。
会場でピー(瞳みのる)が、最もヒットした曲として、最初に歌った曲です。
ザ・タイガース「花の首飾り」
午後6時過ぎに新開地音楽祭会場に入ります。
ピーの出演まで、バンド演奏が二つあります。
立ち見の私たちの周りにも、続々と人が集まってきて人口密度が上がります。
日が陰ると風が冷たいので、ひょっとしたらと思い、用意していたウインドブレーカーを着ます。
後ろから、聞こえてきます。
おじさん A:う~ん、おおトリか。そうか。
少し間をおいて
おじさん A:う~ん、おおトリか。誰か知らんけど。おおトリか。
おばさん A:ピーが出るんですよ。タイガースの。
おじさん A:ああ、そうですか。・・・有名なんやろか?
《えーっ?!(吉本新喜劇の内場勝則になったダークサイドの私 A)》
おばさん A:・・・!(見えなくても、おばさんが固まっているのが見えます。)
おじさん A:う~ん、おおトリか。そうか。2分前!
おじさん A:10秒前!
秒読みピッタシ!開演!
「花の首飾り」で始まります。
え~っ!ピー!音、外れてるで!素人の俺でもわかるで。
横で公演の様子をメモしている、ファンと思われるお兄ちゃん A:
原曲のキーで歌うなんて、ピーさん・・・フフフ。
おじさん A:う~ん、ちょっと声が出とらんな。
ピーは、時折オヤジギャグを入れながらどんどん進行させます。
《すごいな!平気で普通にやっとるぞ。(ダークサイドの私 A)》
極めつけは最後の曲、ローリングストーンズの「ホンキートンクウィメン」は、自分がドラムを担当するので、今までバックで演奏していたドラム担当に、
ピー:きょうはお金出して雇っているから、仕事をしてもらわないと。
と告知すると会場は大爆笑。
曲の頭のカウベルを入れたいのですが用意していなかったのか、ドラムのスティックで代用する仕事をさせます。
興味のある方は
Rolling Stones - Honky Tonk Women でご確認下さい。
アンコールの「シーサイド・バウンド」で終演となりましたが、会場をどんどん盛り上げてゆく力は大したものです。
「ザ・タイガース」なんて、大したバンドでは無いと思っていましたが、一人でもこれだけの事をやり切れる力があるのだから、フルメンバーで演奏すると、相当なパワーになるのでしょうね。
見直しました。
開演前に主催者から、公演の写真、ビデオの撮影は遠慮して欲しいとの要望があるので、公演の様子は撮影しておりません。
午後2時半頃は「イオンモール神戸南」でマッサージ
ここのところ私たちは、「イオンモール神戸南」のマッサージ機にはまっていて、できればこの週末には行きたいと思っていたので、マッサージを済ませてから新開地へ出掛けることにします。
料金は10分/200円。20分間利用します。
開放感があって心地良く、居眠りしていました。
マッサージ機でリフレッシュして、「中央市場前」駅から「湊川公園」駅まで、地下鉄を利用します。
新開地音楽祭会場の北にある東山商店街で買い物を済ませ、会場に入ると午後4時半頃ですが、日差しはまだまだ強いです。
ピーは午後7時からの出演なので、会場の南にある新開地商店街に入って日差しを避けたいと思います。
会場の北側では兵庫区役所と消防署の工事が行われており、会場が少しコンパクトになっていますが、間延びせずこれくらいの広さの方が、お祭り感があって良いように思います。
南を見ると、青空と屋台とテーブルがあって、ステージの演奏をバックグラウンドに、タラ~とした心地良い雰囲気が流れています。
着ぐるみは、子供に人気があります。
着ぐるみをエスコートするお姉さんの手に、「東北支援継続中」のパンフレットがあります。
「何もかもが、ご破算になる。」事態もあるだろうなあ、「今も楽にはなっていない。」事もあるだろうなあ、と自分のささやかな震災体験を基に想像します。
子供に人気のもう一つは、風船。はしゃぐ声で風船が揺れているようです。
電波塔が見えている後ろの山は、菊水山です。
うぅ暑い。商店街に入ろう。
日差しで目が疲れていたのか、アーケードで助かります。
商店街に入った所で、弾き語りのライブです。
振り返って見ると、多聞通の「ラウンドワン」前のライブには、人だかりができています。
多聞通を挟んで、南北に延びる商店街の中心になるからでしょうね。
多聞通の南側にある商店街でもライブをしているので行ってみます。
入り口のライブは、やはりすごい人だかりです。
人が集まってくれると、演奏にも熱が入ります。
「ボートピア神戸新開地」まで来ると、アーケードはありませんが、建物や並木の影があって楽です。
「たこ焼き」の幟にふらふらと吸い寄せられて、買ってしまいました。
また、写真を撮るのを忘れています。2個食べてしまいました。食べ散らかしでスミマセン。
「ボートピア神戸新開地」から「神戸アートビレッジセンター」、「Cinema KOBE」、南のシンボルゲート「BIGMAN」までは、並木道になっていて鉢植えも多く、昭和風ごちゃごちゃ感を期待すると見事に外されます。
ごちゃごちゃ感はありませんが、レトロな和菓子屋さんがあって、
瓦に菊水の印があったりして、やはり楠公さんの所縁が強い所だなぁと思います。
他にも500m足らずの間に、理容店が3軒もあったりします。
そういえば、母に「おとうさん、どこに刈って貰う髪があるのん?」と言われながら、父もよく理容店に行ってました。
この辺りでは、今でも利用する人が多いのかも知れません。
南のシンボルゲート「BIGMAN」でのライブは、ビル風が強くて条件が悪いのですが、
「モーLet'sプリンセス」のパワフルなボーカルの姉さんが、バンドや聴いている人をグイグイ引っ張って行きます。
午後の5時半ごろです。そろそろメイン会場まで道草を食いながら、もと来た道を引き返すことにします。
天気に恵まれ、明日は雨の予報のせいかも知れませんが、人出も多く賑やかな新開地商店街と、楽しいピーの公演を満喫できました。
あっ!きょうはまだビール飲んでない!アカン!