今週のお題「お花見」
神戸市灘区にある「桜のトンネル」を見ると、反射的に京都・円山公園の「祇園枝垂桜」が見たくなり、31日(土)にワクワク感いっぱいで出掛けます。
JR元町駅から、新快速に比べたら時間は掛かりますが、ほぼ確実に席に座れるので京都駅まで快速を利用します。
元町駅へ行く途中にある県警本部前の桜も満開です。
車窓から見える六甲山系のあちらこちらに山桜がよく見えます。桜の種類をよく知りませんので、山にある桜は山桜と思っています。
今年は桜の開花と満開が去年よりものすごく早くて、花見予定を立てるのに焦りました。
武庫川を渡り、尼崎市に入ると六甲山は遠ざかります。写真の真ん中あたり、左の山の稜線が低くなっている所が宝塚で、六甲連山の東の端になります。
私の内では、武庫川が神戸と大阪の文化圏の境界線だと思っています。
配偶者の姉も神戸に帰郷する時、電車が武庫川を越えて六甲山が見えてくると、普段は体の片隅に隠している神戸の血が一気に体中を駆け巡り、「お好み焼き&焼きそば」食べたいモードになるそうです。
電車が尼崎駅に着くと、車掌室のある最後尾の車両に乗っていたのですが、警報音のようなものが頻繁に聞こえてきて、なかなか発車しません。
車内アナウンスによると、尼崎駅と塚本駅の間で沿線火事のために運転を見合わせている、とのことです。
11時1分発の快速に乗っているのですが、30分近く止まっています。
発車の見通しが立たないという事で、振り替え輸送の案内があったりしたのですが、尼崎や大阪の地理には全く不案内なので、気が揉めますが車内で待つことにします。
約40分遅れで運転が再開されました。振り替え輸送を利用してまで京都に行きたいかどうか、そこまで気力があるかどうか疑問だったので、正直ホッとしました。
淀川を越えると、そこは本場の大阪文化圏です。
大阪駅では大勢の人が電車を待っていたのでしょう、車内は一気に混みあいます。
今まで京都へ行くお昼前の快速電車に乗って、これほど混雑した事は有りませんでした。
山崎駅付近では、裏山の桜が目を引きます。
約40分遅れで京都駅に着きました。
今日は京都へ出掛けるいつもの時間よりは、約1時間ほど早く出たのですが、いつも通りの時間に着いたので、予定していた平安神宮の桜は諦めます。
電車が遅れたとはいえ、桜の最後のチャンスかもしれないから、バス乗り場の大変な人混みを覚悟していたのですが、肩透かしを食ったような、まぁまぁの混み具合です。
ひょっとしたら、来週末(4月7日)に桜の見頃と予想していたのでしょうか。誰もが私たちのように、電車1本で気軽に来れる訳ではありませんからね。
「懐かしの京都」と言えば、
音源と映像は別物のようです。
いつも通りに、最初は安井金比羅宮から建仁寺の塔頭へとお参りします。
最初に出迎えてくれた金比羅さんの桜も満開で、風が吹くとハラハラと花びらが舞います。
あぁ、来て良かった。
静かな建仁寺の境内です。
参拝の人が多くても、ガサガサしていないので気が昂ったりはしません。
日差しがきついので、法堂の屋根が見える桜の影に入って一休みします。
できれば円山公園で、花見のお昼ご飯ができたら嬉しいなぁと、スーパーの「ハッピー六原」へ買い出しに行きます。
《前回3月29日の記事の最後の行に「京都の丸山公園の「祇園枝垂桜」を見たいものです。」と書いてるけど丸山公園ではなく円山公園。間違うたらアカン。(ダークサイドの私)》
左から、広告の品の鉄火巻き、親子丼(上)、こいも煮(下)、甘酢あんかけ(鶏肉)(上)、黄桜(中)、アサヒ(中)、かに玉(下)と「ハッピー六原」の向かいにある和菓子屋さんで買った安倍川餅と焼き餅です。
「ハッピー六原」で買い出しを終え、八坂の塔へ向かう途中で不思議な電柱を見つけました。
奥の斜めになっている電柱に有刺鉄線が巻き付けてあります。防犯上、人が登れないようにしてあるのでしょうか?なんでや?
京都は、配偶者好みの電柱、トランス、恐ろしい程入り混じっている各種電線、電話線の宝庫です。
これは! どないなってんねん。ややこしい。
八坂の塔をチラッと見て、
高台寺の西側、人力車の乗り場がある所を通り過ぎて行きます。
もう午後2時間半頃です。気持ちは完全に円山公園での、花見の昼ご飯に向いています。
生き物という感じがします。植物なのに物凄く動物感があります。
円山公園での花見用にゴザが用意されています。自由に使えるので大変ありがたいです。
ご飯!ご飯!
《口ではご飯言うてるけど、ほんまは飲みたいんやろ。(ダークサイドの私)》
念願のご飯を食べながらチビリチビリやっていると、 ゆったりと空気が流れて行きます。
TVのニュース番組によると、「余計な気を遣わなくてよい・気楽」との理由で、若い女性だけでのお花見が増えているそうです。
私たちのそばでも、一人でお弁当を食べながら幸せそうに花見をしている若い女性がいました。
ええのんちゃう。気楽な花見があっても。
お日さんが眩しい。酔いがまわってきたぞ。
ほろ酔いの浮かれ気分で桜を楽しむのも良いものですよ。
時間の許す限り堪能してください。
有料になりますが、床几台と緋毛氈での花見は、お尻が痛くならずなかなか快適なので、時間が早く経ってしまいます。
無料のゴザの場所が満席だった時に何回か利用しました。
八坂神社の境内はお参りする人で一杯ですが、空がよく見えるせいでしょうか、建仁寺と同じように解放感があります。
西楼門から見る四条通です。
ここから白川、高瀬川の桜見物に行く予定ですが、次回の記事でご紹介します。