十日えびすは、1月9日の宵えびす、10日の本えびす、11日の残り福、とあるのですが、もう何年もこの三日間に西宮のえべっさんにお詣りした事はありません。
今年も1月13日(土)に西宮のえべっさんへお詣りです。
10年くらい前に呼吸器系の病気で入院した事があります。
退院する時、看護師さんから「風邪を引くと、以前より色々と辛くなり易いと思うので気を付けて下さいよ。」と言われました。
退院した最初のうちは何かと身体が不調になるので、気を付けて行動していたのですが、1年も経って不調になることが少なくなると、調子乗りの私はいい気になっていました。
風邪を引かないよう人混みは出来るだけ避けてきたのですが、懐かしさもあって西宮神社の十日えびすへ出かけました。
十日えびすの三日間は、境内への入場が制限をされる程混雑します。
今まで混雑を避けてきていたので、周りは人でびっしりの混雑に息苦しくなりこのままでは息が出来なくなると思い始めました。
あぁこれは軽いパニックや、と自覚出来る程になってきたので、配偶者に何とか混雑から連れ出してもらいました。
押し合いへし合いの混雑では、呼吸器系の弱い私は自分のペースで息が出来なくなる、と思い込んだのでしょう。
それがあって以来、十日えびすの三日間は避けるようになりました。
今は10年前のように息苦しくなる事はありませんが、混雑を避けたがる傾向はあります。
自分のブログを見てみると、人で混んでいるかどうかを気にしたり、青空を入れた風景を撮りたがったりするのを見ると、影響が残っているかも知れません。
お正月に来た時よりも寒いので一服も兼ねて、池の傍にある「おかめ茶屋」のあま酒で暖まります。
十日えびすの後片付けが境内のあちこちで行われており、おかめ茶屋でも何かと片付け作業が行われています。
今年の十日えびすは平日だったので、土曜日の今日、福笹を持っている人もいて賑わっています。
西宮のえべっさんとは、ほんの小さい子どもの時に来て以来の長いご縁やなぁ。
帰り道の阪神御影駅前にある「御影クラッセ」で晩ご飯の買物をします。
駅を出ると太鼓の音が聞こえてきます。
阪神淡路大震災追悼コンサートの「琉球國祭り太鼓」だそうです。
大きな舞と沖縄独特の演奏に指笛、見ているだけで楽しくなります。
アンコールがあったのですが、「もの凄く体力を消耗しますので、アンコールは一回だけでお願いします。」
そらそうやろ、こんだけ動き回ったら、何回も出来んやろなぁ。
「琉球國祭り太鼓」を見た後は本来の目的の買物です。
クリームシチューが食べたかったので、パンはポンパドウルのフォカッチャとガーリックパンを買って貰いました。
パンとシチューだけでは口淋しいので、海鮮焼きそばと鶏の立田揚げの惣菜もリクエスト。
ホットワインで頂きます。
お椀の内は粕汁ではありません、おかわり自由のクリームシチューです。
彩りとしての存在を逸脱し、お椀のド真中で自己主張するニンジン、しかも焼きそばにも、横目の細目で睨んでやります。