12月2日(土)は、ハーバーランドへ買物に行くのですが、メリケンパークに出来る世界一高いと言われるクリスマスツリーが、どうなっているのか気になるので買物前に寄ってみます。
メリケンパークへは、ハーバーランドへ行く時のように右側の陸橋を使わずに、下の道で浜手バイパスを潜ります。
山から市街地を眺める時には、只々眺めているだけですが、港近くに来るとノスタルジジィ的に具体的な昔の生活場面が、脈絡無しに浮かんできます。
もう50年前になるのでしょうか、中学校の修学旅行は、ここ中突堤から、今は無き関西汽船で夜に出発しました。
その時見送りに来ていた大学を出たばかりの男の先生が、このあたりでカツアゲにあったと、後日笑いながら話をしてくれました。
昔々の暗く怖い港界隈の情景と、小太りだったその男の先生を思い出します。
メリケンパークに着くと、クリスマスツリーに使われる木が見えます。
今年10月に富山県氷見市で根から掘り出され、富山港から神戸港まで運ばれた樹齢150年の「あすなろの木」だそうです。
日差しはあるのですが、すぐ先はもう海なので風は強く冷たいので手袋をします。
「クリスマスマーケットハウス」の前には大きなシュトレンが置かれています。
クリスマスまで少しずつスライスして食べるそうですが、こんなん一人で無理やろなぁ、と勝手に妄想して怖じ気づいています。
店内のクリスマス用品の色使いに楽しくなります。
クリスマスカラーは赤と緑がベースですが、ブラウンやブルーを配色しても美しいと思います。
外に出ると、高い雲や低い雲が何層もあるような冬の空です。
ポートタワーと海洋博物館の雲。
摩耶山上の電波塔の雲。
雲が低く黒みがかっているのが気になります。パラッとくるのかな。
メリケン波止場から見る新港第一突堤の雲。
今日の海は、青々として好ましい海です。
メリケン波止場から見る三宮方面の雲。
波止場から人が落ちないよう柵がありますが、浜手バイパスは、街が海に落ちないための柵です。
クリスマスツリーを昼間に見ると普通の大きな木です。やはり夜にならないと美しさは味わえないのでしょう。
雰囲気からして何かしらイベントがあるようです。
会場整理の人から、今日は午後5時半からオープニングセレモニーがあり、ツリーの点灯や槇原敬之のライブがあるので、多くの人が場所取りをしているのだ、と教えられました。
まだ3時間くらいあるのに寒い中大変やな。
この「空中植物と光のトンネル」も点灯されるのでしょう。
午後5時半までは、まだまだ時間がありますし、体も冷えて来たのでハーバーランドへ買物に行きます。
umieで買物をしたり、ウロウロしたりしていると午後5時を過ぎてしまいました。ハーバーランドからメリケンパークへ向かう道は人、人、人です。
ポートタワーの横では、東の空の大きな月がメリケンパークへ人を誘っています。
モザイク方向、西の空にはまだうっすらした赤みと青みがあります。
表題のマジックアワーとは、日没後の「太陽は沈み切っていながら、まだ辺りが残光に照らされているほんのわずかな、しかし最も美しい時間帯」を指す写真・映画用語。 (ウィキペディアより引用)
昼間来た「クリスマスマーケットハウス」には、灘五郷のお酒を立ち飲み出来るお店があります。
燗酒で温もりたいのですが、私たちはお酒に弱いので、ここは我慢します。
セレモニーが始まりました。
会場の様子を把握するためか、ドローンが飛んでいて、大丈夫かいな?と思っていると、周りの人もこっちに来たら嫌やなぁ、と言ってます。
気が落ち着かへんから、人の上に飛ばさんといてや。
主催者の挨拶があって、皆さんお目当ての槇原敬之が登場。
開口一番「マッキーで〜す。本物だよ〜。」
おお、本物なんや。パチもんの槇原敬之がおるんや!
と、ワァワァ言うてますうちに、花火と共にツリーやトンネルが点灯されました。
ライブも始まったのですが、風の冷たさが昼間よりも一層老骨に沁みて、今日は早々に退散します。
メッセージが書かれた反射材オーナメントが、ツリーに飾られるそうですから、盤石の防寒対策をして、クリスマス前に又来ようかと思います。