京都駅から建仁寺まで来ました。左は法堂です。
京都に来ると一番目にここを訪れ、二番目は円山公園の枝垂桜と決めています。建仁寺の境内でもこの辺りは静かで、周りの植木と広い空に四季の変化も見易く、その日の行動を思案し易い場所からだと思います。
境内見取図 | 建仁寺 より
午後1時半頃 、夏空の下の法堂です。暑いですが風が抜けるのでまだ楽です。
法堂の南にある三門です。三門は残念ながら立ち入り禁止になっています。
更に南に行くと放生池があり蓮が咲いています。蓮の花を見るのは、50年位前に見た宝塚ファミリーランド(2003年閉園)以来だと思います。しばらくじっと眺めていました。
禅居庵の横では桔梗が咲いています。この辺りから法堂の方へ引き返し八坂神社に向かいます。
境内マップ
八坂神社に着くと去年頂いた粽(ちまき)を納札所に納め、今年の粽を頂き厄除けのお願いをします。午後2時過ぎです。
今年は玄関横に付ける前に写真を撮るのを忘れてしまいましたので、取り付けた状態で粽をご覧下さい。
窓の格子で文字が読めませんが
「祇園 御本社」
「蘇民将来子孫也」(そみんしょうらいのしそんなり)と、記されています。
謂れについては
蘇民将来子孫也(そみんしょうらいのしそんなり)
八坂神社御祭神、スサノヲノミコト(素戔嗚尊)が南海に旅をされた時、一夜の宿を請うたスサノヲノミコトを、蘇民将来は粟で作った食事で厚くもてなしました。蘇民将来の真心を喜ばれたスサノヲノミコトは、疫病流行の際「蘇民将来子孫也」と記した護符を持つ者は、疫病より免れしめると約束されました。
その故事にちなみ、祇園祭では、「蘇民将来子孫也」の護符を身につけて祭りに奉仕します。
また7月31日には、蘇民将来をお祀りする、八坂神社境内「疫神社」において「夏越祭」が行われ、「茅之輪守」(「蘇民将来子孫也」護符)と「粟餅」を社前で授与いたします。
このお祭をもって一ヶ月間の祇園祭も幕を閉じます。
本殿に参拝する人の列です。石畳の照り返しがきついです。
左から舞殿、南楼門です。今日は浴衣姿の人が多いです。
舞殿には御神輿が三基据えられています。
祇園祭の行事がよく分かりますので、下記サイトを是非ご覧ください。御神輿の行事も解説されています。
舞殿の東の広場に沢山の提灯が置いてあります。祇園祭の期間中だけと思いますが、その横を通って円山公園へ行きます。
枝垂桜が枝垂れているように見えません。筋骨隆々というイメージです。
その代わり、配偶者が「照り返しが暑い、蟻がちょろちょろしている。」と文句をぶつくさ枝垂れ出しました。
「ハイハイ、下鴨神社へ行って、休憩所でかき氷を食べよか。」と南楼門を出てバス停に向かいます。
出町柳駅までバスに乗り、糾の森を通って下鴨神社へ行きます。
出町柳駅から歩いて糾の森に入ります。
木陰を作ってくれているので日差しは楽ですが、湿気が辛いです。団扇、虫除けスプレーと虫刺され用の薬は用意していますので、ここで団扇、虫除けスプレーを使います。
約10分ほど歩くと下鴨神社の鳥居が見えて来ます。長い時間歩いたような気がします。湿気で疲れたのかも知れません。
下鴨神社の公式サイトです。
参拝の後は、休憩所の「さるや」で配偶者待望のかき氷を頂きます。出来上がるまで床几に腰掛けて待ちます。
目の前で糾の森を巡る遊覧馬車が出発してゆきます。「糾の森流鏑馬神事等保存会」の方が運行しているようです。
流鏑馬神事は下記サイトの「祭事のご紹介」の項目をご覧ください。
お願いしたかき氷の抹茶小豆が来ました。抹茶と小豆は別々です。
「鴨の氷室の氷」だそうですが、謂れの書付を持ち帰って来るのを忘れました。細かくふんわりしていて、優しい感じがしてとても食べ易いです。かき氷を食べた後のほうじ茶が口の中をさっぱりしてくれます。
暑い時にはお薦めです。
かき氷で身体も冷えてひと心地着きました。午後4時前になって来ました。少し早いですが、お昼を食べていなかったのでお腹がすいてきました。
バスで京都市役所まで行きますが、バスが満員で暑かったので御池通の地下街で少し涼みます。それから寺町通を下がり「鳩居堂」で、配偶者の友人で思い込み三人組の一人にお土産の扇子を買います。
「うずまき」思い込み三人組 - pochinokotodamaのブログ
昼間は汗をかいて喉も渇きましたので、河原町通り三条にあるビアレストランの「アサヒビアレストラン スーパードライ 京都」で夕食にします。
生ビールがおいしくて、どんどん飲んでしまいます。
アサヒビアレストラン スーパードライ 京都(四条河原町周辺・寺町/ビアホール) - ぐるなび
食事を済ませて新京極の蛸薬師通にある「寛永堂 京極店」で、私の好物の「丸房露」を自宅用の京都土産に買ってもらいます。《嬉しい!(ダークサイドの私)》
午後の7時前です。まだ空はほんのり明るいです。
寛永堂を出て、寺町通を南へ錦市場から西へ行き、高倉通を目指します。
寺町通も大変な賑わいです。
新京極・錦市場の向かいにある錦天満宮です。提灯はいつも架けられています。祇園祭用ではありません。
錦市場です。午後の7時過ぎなのに賑わっています。6時頃になるとお店は殆ど閉まっていたように思うのですが。
あっ、開いている!祇園祭やから?
店先に丸椅子を出して食べさせる、店先イートインか?
たとえどんな体裁でも客を座らせるところは、う〜ん京都やな。
錦市場の西の入口・高倉通まで来ました。お店があちこち開いていて驚きました。今まで見た事も無い錦市場です。
高倉通を南へ四条通に出ました。風が抜けて覚悟していた程暑くはありません。
長刀鉾です。ここから宵々山の山鉾を巡りたいと思います。午後7時半頃です。
次回の記事「暑い京都へ行こう。しかも夕方でも暑い、祇園祭の宵々山へ。その3。」で私たちが観る事が出来た山鉾ご紹介いたします。