12月最初の土曜日は賑わいの元町商店街から、暖かい日差しが似合うハーバーランドへ行ってみよう。
神戸ルミナリエが12月11日(日)まで開催されている。ルミナリエは元町方面が入口、三宮方面が出口になっているので、点灯時間まで、ハーバーランドや元町商店街で過ごす人も多いだろう。
3丁目と4丁目商店街の境になっている、南北通りのタワーロードから元町商店街へ。3丁目商店街のスズランの形をした街灯とクリスマスリースやバナーが見える。
タワーロードは中突堤のポートタワーへ続く通りなので、この名が付けられたのだろう。
同じくタワーロードから、元町4丁目商店街のランタンの形をした街灯とクリスマスリースやバナーが見える。こちらも人出が多い。
元町5丁目商店街の街灯は球形。こちらも クリスマスリースとバナー。各商店街ごとに丁目の銘板と街灯はオリジナル仕様になっている。
元町5丁目、田村家具。
オーダーメイド家具の製作をしている。クラシカルな店の顔が特長だ。既製品でも丁寧に作られていて、20年以上経過した我が家のテーブルセットは、まだまだしっかりしている。
元町5丁目、豚饅の老祥紀。
南京町の老祥記とは別の店。南京町の老祥記は、マスコミによく取り上げられていて行列ができている。もし老祥記の様に醗酵の香りが強い豚饅の皮がお好みの方なら、こちらの老祥紀もお試しを。
元町5丁目、商店街から南へすぐの元町ケーキ。
買ったケーキを、テラス席や店内で飲み物と共に食べる事が出来る。「猫の集会」ブログに出てくる「モンブランのおっちゃん」贔屓の店。ここでケーキを作っており、風味がしっかりしているので、ぜひお店で味わって頂きたい。
元町商店街から、まず「umie」へ寄り、それから「モザイク」へ行こう。キリンのような川重のクレーンが近い。
「umie」の北館と南館の間の通りに、大きなイルミネーションを飾っている。昼間でもキラキラ光っているが、暗くなると一層鮮やかだろう。
モザイク前の高浜岸壁に、クルージング船のコンチェルトが停泊中。今日は天候に恵まれ快適なクルージングが楽しめそうだ。
KOBEクルージング|神戸公式観光サイト FeelKOBE -Official KOBE Tourism Website-
左手にポートアイランドを見ながら、高浜岸壁を南へ進む。広々した岸壁にはベンチが設けられており、出入りする船を眺めながら過ごすには良い場所となっている。
大観覧車の足元を抜けて、ソテツの並木沿いに南端の神戸港旧信号所まで行くと川重のドックが目の前に現れる。
神戸港旧信号所の旗
掲げられている旗は「KOBE」と「UW(安全な航海を祈る)」を意味しています。
矢印と文字だけの案内ではないアンパンマンミュージアムの標識が目につく。子供たちがアンパンマンの記憶と一緒に港の風景を憶えてくれたら良いな。
神戸港旧信号所の周りには、阪神淡路大震災の復興メッセージを焼き付けたレンガが敷かれている。20年は早いなぁ。
帆船型クルージング船のオーシャンプリンスが出港して行く。船内からも神戸の街の眺めを楽しめるが、今日は甲板に出て潮風を浴びてもそれ程寒くはないだろう。
KOBEクルージング|神戸公式観光サイト FeelKOBE -Official KOBE Tourism Website-
大観覧車の横に、ソテツの並木からひょこっと顔を出したようなポートタワーは小動物の顔つき。
今日は空も海も、青が濃くて気持ちが良い。神戸港旧信号所を後に、足に柔らかい感触の板張りのハーバーウォークを煉瓦倉庫へ。
煉瓦倉庫の傍にある、はねっこ広場のはね橋。皆が寝静まった頃、4足歩行でハーバーウォークを散歩していそう。
ハーバーランド広場の中央にあるイベント広場(はねっこ広場)の入江のけい留ドック入口に架けられたはね橋。
"はねっこ"の特徴である「平行四辺形式跳開橋」という構造形式は、オランダを中心にヨーロッパでは多く見られますが、歩道橋としては日本で初めての形になります。
煉瓦倉庫は、オールドスタイルの貿易港の面影を残している所で、今は倉庫を改装してショップやレストランが営業している。
金具の錆具合と壁の痛み加減が絶妙の取り合わせ。好みだ。
ここで来た道を引き返そう。
摩耶山上の電波塔が見える。写真中央少し右側、紅葉の尾根に学校林道の4本鉄塔もうっすら見える。海から見たり、山から見たり、見飽きる事の無い街だ。
モザイク前の高浜岸壁北端まで戻ってくると、スケートリンクが開設されていた。女性が多いなぁ。滑ったり転んだり、けっこう楽しそう。
昔々、配偶者はスケートで尻餅をついた時、思い切り「尾てい骨」を強打し余程痛かったのか、冗談でスケートに誘うと「二度と滑らない」 と今でも怒る。