大丸の屋上から港が見えなくなって久しくなります。夏の海は潮の匂いが一杯で、冬の海はキラキラ光り、屋上からよく目を細めて港を眺めていました。行けば未だにそんな風景があるかもしれないという錯覚のようなものがあって、つい出かけてしまいます。
トアロード側の屋上にある「DAIMARU」看板の裏側には、「えべっさん」と「お稲荷さん」が祀られています。
今の屋上からはもう港を見ることは出来ませんが、山を望む事はできます。
サッカーの「キング・カズ」三浦知良選手が、ヴィッセル神戸時代に大丸1階のオープンカフェに居るのをよく目撃したと知人が言っていました。私は兵庫県庁横でポルシェに乗っているカズを何回か見ました。
大丸のトアロード側の東には「三宮神社」。この神社の近くで1868年に備前藩の隊列を横切ろうとしたフランス水兵と備前藩兵が衝突し、外交事件にまでなった「神戸事件」が起っています。神社には「史蹟 神戸事件発生地碑」があります。
旧居留地は整然とした区画に街路樹がアクセントになっており、ブランド店のショーウインドウの彩りに季節の移ろいを感じる事ができます。
この辺りをゆっくりと歩いて日常のせわしなさを忘れ、くつろいでいます。