7月13日(土)どんよりした空の下、JR京都駅に着きました。
駅構内に流れている祇園囃子が例年より静かです。正面には山鉾の駒形提灯が飾ってあったのですが、今年は見当たりません。
去年7月14日に撮影
昨年授かった粽を納めに八坂神社へ行きます。
京都駅からバスで来たのですが、バスに乗る観光客が去年と比べたら少ないなぁ、と思っていたのですが、西楼門の石段を見ても人が少ないなぁ、と思ってしまいました。
さすがに本殿へお参りする人は途絶えません。右は舞殿。
左が舞殿、右に南楼門。
舞殿には「神輿渡御(みこしとぎょ)」の神輿が置かれているのですが、この日は撮影禁止になっていたので去年の写真です。
神輿の神事については、八坂神社のサイトを引用します。
神輿渡御(7月17日) 午後6時頃~
神輿渡御(7月17日) 午後6時頃~
※各所時間はおおよその目安です。天候等により時間が前後します。
同じく 祇園祭 主な行事 | 八坂神社 より
午後6時からの石段下での神輿渡御出発
まだ一度も見たことがありませんが、前祭の山鉾巡行の後なので、機会があれば是非に、と思っています。
また一年間無病息災で過ごせるようにと社務所で粽を授かります。
今年は祇園祭が始まって千百五十年にあたるので、記念のお札も授かりました。
赤いお札「蘇民将来之子孫也」については、
再び八坂神社のサイトを引用します。
蘇民将来子孫也(そみんしょうらいのしそんなり)
八坂神社御祭神、スサノヲノミコト(素戔嗚尊)が南海に旅をされた時、一夜の宿を請うたスサノヲノミコトを、蘇民将来は粟で作った食事で厚くもてなしました。蘇民将来の真心を喜ばれたスサノヲノミコトは、疫病流行の際「蘇民将来子孫也」と記した護符を持つ者は、疫病より免れしめると約束されました。
その故事にちなみ、祇園祭では、「蘇民将来子孫也」の護符を身につけて祭りに奉仕します。
また7月31日には、蘇民将来をお祀りする、八坂神社境内「疫神社」において「夏越祭」が行われ、「茅之輪守」(「蘇民将来子孫也」護符)と「粟餅」を社前で授与いたします。
このお祭をもって一ヶ月間の祇園祭も幕を閉じます。
粽は厄が家に入ってこないように玄関などに飾るのですが、我が家ではそれが難しいので通り道の玄関わきの窓枠に、自分の頭より高いところに飾っています。
授かった粽を持って円山公園へ向かう途中、玉光稲荷社(たまみついなりしゃ)の狐さんに金網がかぶせられています。
私は小学生のころ近所の神社の狛犬にまたがって遊んでいたことがありますので、人が上らないようにしているのでしょうか?
もし理由をご存じの方がおられたら、お教えいただけませんでしょうか?
今年はお花見には来れんかったけど、祇園祭のあいだには来れたからね。
「祇園しだれ桜」から東山の方の空を見ると、いつひと雨来てもおかしくない雰囲気です。
円山公園から八坂神社・南楼門へ回り、京都に来ると必ずお参りをする建仁寺の塔頭へ向かいます。
建仁寺の放生池に着くころにはポツポツときました。
お参りの後は松原通りにあるスーパーの「ハッピー六原」へ行くので、建仁寺の南にある八坂通りに出ます。
正面つき当たりに「八坂の塔」が見えます。
惣菜とか和菓子とか京野菜が私たちに買いやすい値段で売っているので、京都に来ると時間が許す限り、八坂通りよりひとつ南にある松原通の「ハッピー六原」を覗いています。
「ハッピー六原」で「万願寺とうがらし」や、日持ちのする徳用の「生八つ橋」などを買ったのですが、きょうは再び閉店時間ギリギリに飛び込んで惣菜などを買って帰るのですが、それは次回のブログ記事になります。
いくら朝ごはんが遅かったとはいえ、もう午後3時近くです。さすがにおなかが空いてきました。
鴨川にかかる松原橋・東詰め近くにある洋食「グリル富久屋」は何回も前を通り、気にはなっていたのですが機会がなくて今まで入ったことがありませんでした。
せっかく松原通にいるのですから、きょうはここで遅いお昼ごはんにします。
とりあえず、ビール!
最初に出てきたのが、ここの名物メニュー「フクヤライス」。
トロトロ卵のオムライスの上にトマト、マッシュルーム、ハム、グリンピースなどがトッピングされていて、食べやすい味付けです。
次はビールのアテにしようと思って頼んだハンバーグです。
目玉焼きで隠れていますが茹でキャベツも添えられています。こちらもフクヤライスと同じように、いかにも「洋食やぞ、どや!」というガンガン押してくる味ではないので気が楽です。
ハンバーグの左下が欠けているのは、食べ始めて少し経ってから写真を撮っていないことに気が付いて慌てて撮ったためです。
ウロウロ歩き回っていたので、二人で二品では物足りない感じがしてカツカレーも頼みます。
一口目は、うん?甘いのか?の印象ですが、追いかけるようにしっかりと辛さが来ます。ルーは昔懐かしい味です。カツはちょと塩気が緩いかなという印象です。
今回頼んだどのメニューも、洋食独特のラードやヘッドのきつさはありませんでした。大変食べやすく毎日通っても大丈夫な味付けですが、濃い味付けに慣れている私たちには塩・胡椒が少し弱いかなという印象でした。
最後にコーヒーをいただいて満足なお昼になりました。
お店の方には、取り皿をご用意しましょか?とか、私たちのツーショット写真をお撮りしましょうか?とか気配りをしていただき大変居心地の良いお店でした。
食事をしている間に、一時は土砂降りの夕立のようになって家並みが霞んで見えるほどでした。
おかげで暑さからは楽になり、四条烏丸あたりの山鉾を余裕で見に行けます。
山鉾などの記事は次回のブログになります。