雨の神戸 1月17日。

朝から雨です。

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諏訪山やビーナスブリッジ付近まで雨雲が下りてきていますが、真中あたりの錨山は見えています。

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なんで風鈴が大きな音で鳴ってるんや?

なんかおかしい!起きたいけど立たれへん。

おっ、揺れてる!

風鈴と違う!瓦や、瓦が割れてるんや!

声を出さなあかん!声を出さんと恐さに負けるぞ!

声を出せ!

 

1995年(平成7年)1月17日 午前5時46分。

阪神・淡路大震災が発生した時の事だけは、今でもはっきり憶えています。

 

新神戸ANAホテルも霞んでいます。

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 声も出せない恐怖は、入院をしている時にもう一度ありました。

「体調が極端に悪くなり、看護士さんを呼ばなければ死んでしまうのに声が出ない。」という夢うつつになった時です。

こういうことは誰でもあると思うのですが、私は看護士さんに起こされるまでベッドの上でジタバタしていたそうです。

 

ビーナスブリッジから見る街もガスで霞んでいます。

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住む所、仕事、いろんな事が強制的にリセットされました。

今日まで一体何をどうしてきたのか、の記憶は脈絡の無い細々とした切れっ端になっています。

どう知恵を絞ろうとしても、せいぜい明日の事しか考えられない緩い性分の為かも知れません。

 

ガスが流れてポートアイランドが見えました。

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見ず知らずの人と震災がきっかけで知り合い、復旧してゆく速度と同じ速度で震災前の疎遠な関係へと回帰してゆく事もありました。

 

阪神淡路大震災1.17のつどい」の東遊園地では、竹灯籠がろうそくで点灯されています。

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 お昼近くの東遊園地には早朝から取材をしている報道機関の人ばかり目立ちます。

ご遺族に配慮して撮影して下さい、という旨の注意書きがあり、報道機関以外で撮影している人は殆どいません。

 

 

翌日(18日)は晴れの良い天気です。

錨山から市街地と対岸の和泉山脈の稜線が見えます。

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今までと同じように、

明日しなければならない事だけは考えるようにしよう。

明日しなくても良い事はメモだけにしよう。