「蘇民将来之子孫也」京都 祇園 八坂神社の粽

長刀鉾祇園囃子保存会の練習です。

www.youtube.com

 

7月13日(土)どんよりした空の下、JR京都駅に着きました。

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駅構内に流れている祇園囃子が例年より静かです。正面には山鉾の駒形提灯が飾ってあったのですが、今年は見当たりません。

去年7月14日に撮影

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昨年授かった粽を納めに八坂神社へ行きます。

 

京都駅からバスで来たのですが、バスに乗る観光客が去年と比べたら少ないなぁ、と思っていたのですが、西楼門の石段を見ても人が少ないなぁ、と思ってしまいました。

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さすがに本殿へお参りする人は途絶えません。右は舞殿。

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左が舞殿、右に南楼門。

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舞殿には「神輿渡御(みこしとぎょ)」の神輿が置かれているのですが、この日は撮影禁止になっていたので去年の写真です。

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神輿の神事については、八坂神社のサイトを引用します。

祇園祭 主な行事 | 八坂神社 より

神輿渡御(7月17日) 午後6時頃~

神輿渡御(7月17日) 午後6時頃~

※各所時間はおおよその目安です。天候等により時間が前後します。

中御座(六角形[スサノヲノミコト]) 東御座(四角形[クシイナダヒメノミコト]) 西御座(八角形[ヤハシラノミコガミ])

御旅所

三基の神輿、及び東若御座の神輿が氏子区域を渡御します。
7月10日の神輿洗式、15日の宵宮祭を経て御神霊をお遷しした神輿は、山鉾巡行の行われる7月17日夕刻八坂神社を出発し、主に鴨川以東、河原町などを通り、同日夜四条寺町の御旅所に入ります。山鉾巡行、花傘巡行の行われる24日まで滞在し、24日夕方より今度は寺町通以西の区域をまわり、夜遅くに八坂神社に戻ります。
御神霊を神輿より本殿にお遷ししたあと、28日の神輿洗式をもって、神輿の神事は終了します。

 同じく 祇園祭 主な行事 | 八坂神社 より

午後6時からの石段下での神輿渡御出発

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まだ一度も見たことがありませんが、前祭の山鉾巡行の後なので、機会があれば是非に、と思っています。

 

また一年間無病息災で過ごせるようにと社務所で粽を授かります。

今年は祇園祭が始まって千百五十年にあたるので、記念のお札も授かりました。

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赤いお札「蘇民将来之子孫也」については、

再び八坂神社のサイトを引用します。

祇園祭 概要 | 八坂神社 より

蘇民将来子孫也(そみんしょうらいのしそんなり)
八坂神社御祭神、スサノヲノミコト(素戔嗚尊)が南海に旅をされた時、一夜の宿を請うたスサノヲノミコトを、蘇民将来は粟で作った食事で厚くもてなしました。蘇民将来の真心を喜ばれたスサノヲノミコトは、疫病流行の際「蘇民将来子孫也」と記した護符を持つ者は、疫病より免れしめると約束されました。
その故事にちなみ、祇園祭では、「蘇民将来子孫也」の護符を身につけて祭りに奉仕します。
また7月31日には、蘇民将来をお祀りする、八坂神社境内「疫神社」において「夏越祭」が行われ、「茅之輪守」(「蘇民将来子孫也」護符)と「粟餅」を社前で授与いたします。
このお祭をもって一ヶ月間の祇園祭も幕を閉じます。

粽は厄が家に入ってこないように玄関などに飾るのですが、我が家ではそれが難しいので通り道の玄関わきの窓枠に、自分の頭より高いところに飾っています。

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授かった粽を持って円山公園へ向かう途中、玉光稲荷社(たまみついなりしゃ)の狐さんに金網がかぶせられています。

私は小学生のころ近所の神社の狛犬にまたがって遊んでいたことがありますので、人が上らないようにしているのでしょうか?

もし理由をご存じの方がおられたら、お教えいただけませんでしょうか?

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梅雨空に猛々しい円山公園の「祇園しだれ桜」。

今年はお花見には来れんかったけど、祇園祭のあいだには来れたからね。

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祇園しだれ桜」から東山の方の空を見ると、いつひと雨来てもおかしくない雰囲気です。

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円山公園から八坂神社・南楼門へ回り、京都に来ると必ずお参りをする建仁寺塔頭へ向かいます。

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建仁寺の放生池に着くころにはポツポツときました。

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お参りの後は松原通りにあるスーパーの「ハッピー六原」へ行くので、建仁寺の南にある八坂通りに出ます。

正面つき当たりに「八坂の塔」が見えます。

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惣菜とか和菓子とか京野菜が私たちに買いやすい値段で売っているので、京都に来ると時間が許す限り、八坂通りよりひとつ南にある松原通の「ハッピー六原」を覗いています。

 

「ハッピー六原」で「万願寺とうがらし」や、日持ちのする徳用の「生八つ橋」などを買ったのですが、きょうは再び閉店時間ギリギリに飛び込んで惣菜などを買って帰るのですが、それは次回のブログ記事になります。

 

いくら朝ごはんが遅かったとはいえ、もう午後3時近くです。さすがにおなかが空いてきました。

鴨川にかかる松原橋・東詰め近くにある洋食「グリル富久屋」は何回も前を通り、気にはなっていたのですが機会がなくて今まで入ったことがありませんでした。

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せっかく松原通にいるのですから、きょうはここで遅いお昼ごはんにします。

とりあえず、ビール!

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最初に出てきたのが、ここの名物メニュー「フクヤライス」。

トロトロ卵のオムライスの上にトマト、マッシュルーム、ハム、グリンピースなどがトッピングされていて、食べやすい味付けです。

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次はビールのアテにしようと思って頼んだハンバーグです。

目玉焼きで隠れていますが茹でキャベツも添えられています。こちらもフクヤライスと同じように、いかにも「洋食やぞ、どや!」というガンガン押してくる味ではないので気が楽です。

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ハンバーグの左下が欠けているのは、食べ始めて少し経ってから写真を撮っていないことに気が付いて慌てて撮ったためです。

 

ウロウロ歩き回っていたので、二人で二品では物足りない感じがしてカツカレーも頼みます。

一口目は、うん?甘いのか?の印象ですが、追いかけるようにしっかりと辛さが来ます。ルーは昔懐かしい味です。カツはちょと塩気が緩いかなという印象です。

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今回頼んだどのメニューも、洋食独特のラードやヘッドのきつさはありませんでした。大変食べやすく毎日通っても大丈夫な味付けですが、濃い味付けに慣れている私たちには塩・胡椒が少し弱いかなという印象でした。

最後にコーヒーをいただいて満足なお昼になりました。

お店の方には、取り皿をご用意しましょか?とか、私たちのツーショット写真をお撮りしましょうか?とか気配りをしていただき大変居心地の良いお店でした。

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食事をしている間に、一時は土砂降りの夕立のようになって家並みが霞んで見えるほどでした。

おかげで暑さからは楽になり、四条烏丸あたりの山鉾を余裕で見に行けます。

山鉾などの記事は次回のブログになります。

神戸市中央区にある『諏訪神社』はちょっと不思議

諏訪神社」があなたに魔法をかけることはないと思いますが、

Annie Lennox「I Put A Spell On You」

www.youtube.com

 

ビーナスブリッジや大龍寺、再度公園などへ行くときに諏訪神社の境内を通ることがあります。

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本殿から右に行くとビーナスブリッジを経て、左に行くと大師道を経て、どちらも大龍寺、再度公園などへ行けます。

f:id:pochinokotodama:20190711105740j:plainずっと不思議に思っていたのは、諏訪神社本殿前には線香立てがあったり、

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中国で縁起が良いとされる赤い色の文字で名前が書かれている提灯があったり、

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本殿右隣のお稲荷さんの蝋燭立てには、赤い蝋燭があったのが不思議でした。

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そこで図書館にあった

「ミナト神戸の宗教とコミュニティ」

関西学院大学キリスト教と文化研究センター・編/神戸新聞総合出版センター

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を読むと

本来神社において、蝋燭や線香を上げる習慣はないが、やはり華僑参拝者のために神社がわざわざ用意したと考えられる。

第四章 華僑社会と宗教 諏訪神社 より

そうです。 

 

諏訪神社のある諏訪山の麓には、神戸中華同文学校(日本の小中学一貫校にあたります)があったり、関帝廟があったりして中国人も多く住んでいます。

神戸華僑は今から約一四〇年前、一八六八年、神戸港が開港した時に、ここに来ました。一一人か一二人ぐらいで、広東省浙江省の寧波の出身の人が長崎から来ました。・・・調べると一八九〇(明治二三)年には、福建省広東省から一四三二名の華僑が来ております。

第四章 華僑社会と宗教 華僑における神戸への移住 より


また諏訪神社本殿の南側には「金亭」と呼ばれるレンガ造りの炉があります。

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最初「何でゴミ焼却炉」をこんなとこに置くんや?と思っていましたが、これはゴミを焼くためのものではなくて、「紙銭(しせん)」を焼くための炉です。

中国の民間信仰的な考え方によると、紙銭を焼けば、あの世で本当の銭として通用し、祖先があの世で暮らすための生活費や、天・地・水三界の神々への献金などとして用いる。

第四章 華僑社会と宗教 諏訪神社 より

関帝廟にもあるのですが、その時も「何でゴミ焼却炉」をこんなとこに置くんや?と思っていました。右側の煙突のある炉が「金亭」。

2018.10.14撮影

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以前、賽銭箱の右側に跪拝台が置かれていた。跪拝台は、長方形の赤い台で、膝を付く部分は畳になっており、手前に少し傾斜している。それは中国式の参拝方法である「一跪三叩頭(いっきさんこうとう)」をする時に使用されるものである。・・・現在は年寄りの華僑の参拝者が減っているため、本殿前の跪拝台は倉庫に保管されている。・・・しかし、正月など神社の特別な行事の際には、跪拝台は倉庫から出され、本殿前に置かれる。

第四章 華僑社会と宗教 諏訪神社 より

また

神戸でしか通用しない言葉 - pochinokotodamaのブログ

で紹介している、陳舜臣の「神戸ものがたり」のなかでも

中国風の跪拝の座具を置いている神社など、日本にはほかにないだろう。

神社に絵馬が奉納されるのがふつうだが、ここでは、そのかわりに献額である。

「金星台から」より

本殿の南側、「金亭」と呼ばれるレンガ造りの炉に向かって左側に倉庫があり、ここに跪拝台が保管されています。

倉庫の壁には「献額 」があります。

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倉庫の北側(左側)の壁にも「献額 」があります。

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なぜ諏訪神社を中国人が参拝するようになったのか、長い引用になりますが、

「ミナト神戸の宗教とコミュニティ」第四章 華僑社会と宗教 諏訪神社 では

諏訪神社に参拝する華僑の方々に由来を尋ねても「由来は分からないが、神社で祭っているのも神様だから」とか、「両親がお参りしているから」という回答しか得られなかった。・・・伝統的な中国社会において、民間の神々はそれぞれの役割を持ち、随時民衆の世俗的欲求と実用的心理を満たす。・・・宗教心深い華僑は、諏訪神社で参拝する動機が、真摯な神道の信仰にあるというより、宗教儀式を通して個人の幸福と利益を求めるためであると推測できる。

としています。

陳舜臣は『神戸ものがたり』の「金星台から」では

どうして神戸の華僑が、とくに諏訪山神社を崇拝するのか、いずれいわれはあったのであろうが、いまではもうわからなくなっている。熱心に「諏訪山さん」に通う華僑の老婆にきいても、「いい神様だからさ」と答えるだけだ。

・・・

神戸には華僑の信仰の中心として「関帝廟」があり、そのなかに観音や媽祖(マーツオ)も合祀されているが、その建立以前から、人びとは諏訪山神社に参拝していたのであろう。

・・・

建築などで、コロニアル・スタイルということばがある。植民者が本国ふうの住居を建てようと思っても、 風土や建築材料の関係で、まったくおなじものはつくれない。やむをえず、現地の同類のものと妥協する。それがコロニアル・スタイルなのだ。

諏訪山神社を華僑が拝むのは、信仰の面にあらわれたコロニアル・スタイルといえよう。

 と、述べています。

どちらにしろ諏訪神社に華僑の方が参拝する由来は、今となっては分からなくなっているようです。

「真摯な神道の信仰にあるというより(ミナト神戸の宗教とコミュニティ)」も、「信仰の面にあらわれたコロニアル・スタイル(神戸ものがたり)」として、諏訪神社参拝が今でも残っていると理解すればが良いのかなと思いました。

ここが、「諏訪神社」はちょっと不思議、と感じるところなのでしょう。

 

陳舜臣は、諏訪神社近くの「金星台」を神戸の街全体を眺めるのにふさわしい場所として勧めています。

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理由は、眺めは雄大ではないが街の「息吹と生活のにおい」が届いてくるが、ビーナスブリッジからの眺めでは街の「呼吸はすでに感じられない」そうです。

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しかし私は、神戸でも高層の建物が増えている昨今、「金星台」よりも港が見えやすいビーナスブリッジからの眺めが、お勧めです。

大龍寺のネコさん

去年の1月「紅葉の茶屋」で見たネコさんに、

www.pochinokotodama.com

よく似たネコさんが大龍寺にいました。

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「紅葉の茶屋」で見たネコさんは、

Jimi Hendrix「All Along The Watchtower」だったので、

今回大龍寺で見たネコさんには

Bryan Ferry「All Along the Watchtower」です。

www.youtube.com

 

新神戸から、真下に「みはらし展望台」が見える所まで約20分ほどで上がってきたのですが、ふくらはぎは張ってくるわ、息は上がりそうになるわ、蒸し暑いわ、で情けないくらいバテバテです。

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裏山散歩に少し出かけないだけでも、こうもへたってしまうものかと、体力のなさにいささかがっかりします。

写真を撮る余裕もなく何とか市ヶ原を通って大龍寺山門へたどり着きます。

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影になっているところは涼しく、新神戸から1時間少々一服もせずに歩いてきたので、休んでいる人を見ると腰を下ろしたくなります。

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いつもだったら左の縦走路で修法ヶ原池へ行くのですが、このへばり具合では修法ヶ原池はきつそうなので大龍寺までにします。

右の石段を奥に見える仁王門へと上ります。

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仁王門をくぐると本堂に出るのではなく、奥にある石段を更にひと登りしないと本堂には出ることができません。

さすが真言密教、安直に本堂へはお参りできません。

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もう足が・・・アカン、と思う頃に本堂です。

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中風除け、病気平癒のお寺として信仰されているそうです。

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本堂の左は毘沙門堂

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毘沙門天」「大黒天」「弁財天」が祭られています。

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本堂の右には不動堂です。

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不動堂の前を右へ行くと東側が開けていて、市ヶ原のある谷を挟んで布引ハーブ園の山上にある建物が見えています。左手奥には学校林道の四本鉄塔です。

しばらく行ってないなぁ。天気が落ち着いたら行ってみよう。

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2017.5.5撮影 布引ハーブ園の山上から北へ10分ほどの尾根から見る大龍寺です。後ろは菊水山の電波塔です。

きょうは大龍寺の屋根の右端の一番高い辺りから布引ハーブ園を見ています。

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ふと下を見るとネコさんが二匹、昼寝中です。一匹は屋根の下にいるので足だけが見えています。

それにしてもデカイ。右側にあるブロックと比べるとその大きさがわかります。 

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ひょっとしたら、去年の1月「紅葉の茶屋」で見かけたネコさんかなぁ。

市ヶ原の「櫻茶屋」で見失ったのですが、堂々としていてものすごく印象に残っています。

できたら同じネコさんであってほしい!と思ってしまいました。

ネコさんを見て、なんとなくニンマリしながら、帰り道の急坂の諏訪神社参道。

蒸し暑いなぁ、下のバス道の自販機で何か冷たいものでも飲もっ。

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蒸し暑さにまだまだ馴染んでいないなぁ、と思い知った散歩でした。

阪神大水害から81年の7月5日 梅雨もひと休み

きょう7月5日(金)は、阪神大水害から81年、梅雨もひと休み。

気分転換に、エリック・クラプトンもベースとドラムから煽られて、とんがった演奏をしている「クリーム」の勢いのある演奏が聴きたくて、

Cream「Crossroads」です。

www.youtube.com

 

明日も雨は降らない予報ですが、西の空を見てもすっきりとはしていません。

梅雨ですね。

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成人病にどっぷりの私は、かかりつけのお医者さんの言いつけを、まあまあ守っているので体調は良いのですが、すぐ調子に乗って元の木阿弥にすることがあるので、短い時間でも歩くようにします。

宇治川沿いに下って行きます。

元々水の量が少ない川なので水かさが増えていません。

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宇治川の上流(再度谷川)にある猩々池の東に新しく砂防堰堤ができていました。

普段は水が流れていないのでベンチが作られていて一服できるようになってます。

六甲山系の南側では普段、川の水が少なくても、海と山が近い傾斜地形なので土砂災害が起こりやすく、砂防や流木対策として堰堤が多く作られています。

今年4月7日撮影

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1938年(昭和13年)のきょう7月5日は、神戸・阪神地区に「阪神大水害」が起こった日です。

ここより下流にある宇治川商店街の当時の被害の様子も記録されています。

www.kkr.mlit.go.jp

 

この水害をきっかけに宇治川の整備工事も進んで、桜の季節には花見客で狭い河原(?)がいっぱいになる公園として使われています。

今年4月7日撮影

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宇治川から山の方へ5~6分歩くと、神戸市水道局の奥平野浄水場があります。紅白の電波塔があるところです。

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ここでも桜を楽しむことができます。

今年4月7日撮影

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宇治川沿いを歩いていると、母から何回となく聞かされていた「阪神大水害」を思い出します。

先日読んだばかりの陳舜臣の「神戸 わがふるさと」「神戸ものがたり」にも書かれていたので、そのせいもあるかも知れません。

 

 梅雨が明けるまでは雨にくれぐれもお気を付けください。

神戸でしか通用しない言葉

今回はジャズで踊った人の話がありますので、

BENNY GOODMAN「SING, SING, SING」です。

www.youtube.com

 

神戸について自分の知っていることを整理しようと、

神戸を語る視野に深度がある、と私は思っている、

陳舜臣の「神戸ものがたり」を参考にします。

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神戸独特の言葉もあまり聞かなくなりましたが、「神戸ものがたり」では、そんな言葉が紹介されています。

ガミつい

菊田一夫氏は「ガメつい」ということばを全国的に流行させた。これは少年時代、神戸元町の珍物屋にいたことのある菊田氏が、神戸ことばの「ガミつい」を、麻雀用語の「ガメる」にからませて、つくったものである。

 「ガメつい」という言葉は「欲どしい」という意味で使うことは知っていますが、神戸ことばの「ガミつい」は知りませんでした。身近で使う人はいなかったように思います。神戸でも地域によって違ったのでしょうか。

 

トッパな

ほかに神戸独特のことばで、「トッパな」というのもある。おっちょこちょいの意味だが、サービス精神を盛りこんだ道化的性格を形容することばだ。

・・・

大正時代、白昼の繁華街で、赤マントを身につけて歩く画家がいた。「赤マントの朝やん」と呼ばれた今井朝路でこの人は今東光の小説『悪童』のなかに、実名で登場している。

赤マントではありませんが、頭の天辺から足の爪先まで、何もかもピンクづくめのおっちゃんを、阪神淡路大震災後も三宮で時々見かけていましたが、いつの間にか見かけなくなりました。

多分赤マントやピンクのおっちゃんのことをトッパな人というのでしょう。

阪急とJRの高架に挟まれたこのあたりでピンクのおっちゃんをよく見かけました。

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トッパな人をもう二人。

もう二十年近く前になるかも知れません。

何のジャズコンサートか忘れたのですが、四十は越えているであろう男の人が、突然バンドの前で踊り始めたところ、知り合いの元宝塚の姉さん(姉さんです。おばさんではありません。と断っておかないと後で怖いことになる。)がさっとそばに行って踊りの相手をし、曲が終わると拍手のなか引きあげてゆきました。

元宝塚の姉さんに「あの男の人は誰」と聞いたら「あの〇〇のオーナーやんか」と神戸の有名なお菓子屋さんの名前を言われてびっくり。重ねて「姉さんはなんで踊りに行ったん」と聞くと、「そんなん、男の人を舞台で一人でほっとかれへんやろ」の返事でした。この姉さんこそ私たちに「神戸にはトッパな人、という言い方があるねんで」と教えてくれた人です。

あなた方二人は、リッパなトッパな人たちです。

 

バラケツ

バラケツということばも、神戸特有のものだ。「不良少年」の意味だが、ふつうのヤクザとはすこしニュアンスが違う。語源は、「ばらくる」━「ほどける」━崩れた人間、というが、これは定説ではない。

バラケツは 「バラケツ、おけつで、いんじゃんホイ!」 と、じゃんけんの時の掛け声でした。

陳舜臣が言うように、「ガミつい」「トッパな」「バラケツ」は、

・・・きいただけで、なんとなく意味がわかるような気のすることばである。・・・どこか擬声語的なかんじがする。

 

今ではほとんどこれらの言葉は使われていないように思います。

何か月か前にNHKで、俳優の古田新太が出身地の神戸を紹介する番組があって、高架下の商店街でトッパなファッションだけど、受け答えは地味な男の子にインタビューしている場面があって、「今でもこんなやつおるんや」と私は嬉しくなってしまいました。

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「トッパ」は受け継がれているようです。

神戸北野町の小道

ゆったりしたテンポが、神戸北野町の小道の散歩にはピッタリです。

Daniel Castro「I'll Play The Blues For You」

www.youtube.com

 

神戸での生活を記事にしていると、昔のこととなると本当にそうだったのか記憶に自信がない時があります。 

私の思い違いかどうか確かめたくて「神戸の150年」という写真集を図書館で借りたのをきっかけに、神戸に関する本を借りてきます。

陳舜臣「神戸  わがふるさと」です。

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第一部 エッセイ〈Ⅰ〉

私の好きな道

神戸北野町の不動坂は、不動明王の小さな祠をすぎると道はやや狭くなり、そこをすこし登ると、西へ折れて天神さんに出る小道がある。

 下から不動坂を登ってきて、新神戸に向かう北野通りとの交差点南西側に不動明王の祠があります。

そこからすこし登り西へ入った小道が天神さんへ行く道です。人がいる奥の突き当りが不動坂です。

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もう普通の乗用車は通れない。五十年来、私はこの小道を愛しつづけている。

車が通れない小道の天神さん近くです。不動坂は写真奥になります。

塀や建物が両側からせまり、ちょっと陰っぽくなっています。

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 私もこの小道は新神戸に行く時に、必ずといって良いほど通ります。

 

新神戸へ行く時、私はトアロードから「神戸倶楽部」が面している北野通りを通って行きます。「神戸倶楽部」の正門です。

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北野通りは狭い道にもかかわらず自動車が多くて気ぜわしいので、ユダヤ教会の所から山側へ上ります。

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ほんの1~2分で「登録有形文化財」のプレートがある壁の所に出るので、そこの小道を東に行きます。

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塀の先の建物の所で道が山側と海側に分かれますが、山側の道をしばらく歩くと神戸市の「伝統的建造物」のプレートのある塀に出ます。

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近ごろ傷みが目につくようになってきました。補修なんかどうなるのでしょう。

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塀の先で少し下ると萌黄の館です。

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風見鶏の館の前を通り抜けて、

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展望が良い北野の天神さん(北野天満神社)に出ます。

ここから不動坂まで陳舜臣が愛しつづけた小道を行きます。

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陳舜臣が愛しつづけた小道を、天神さんを越えて西へ、ユダヤ教会からトアロードまで歩くと観光化されてきた北野界隈でも、私が思う神戸らしい面影が静かに残っているように思います。

 

第一部 エッセイ〈Ⅰ〉

神戸と私

神戸のなかで、私はなんども引っ越しをしたが、自分でえらんだ住居はみな坂に面している。神戸に住むなら坂にかぎるとおもう。神戸の坂なら、たいてい海が見えるのである。

「神戸と私」では「神戸の坂なら、たいてい海が見えるのである。」となっていますが、高層の建物が多くなった現在では海は見えづらくなっています。

「神戸倶楽部」の前からトアロードの坂を見下ろしても海が見えません。

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たとえ海がよく見えなくても、

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たとえ北野の観光化からとり残されていても、

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私は海と山が近い坂の街が神戸だと深く思い込んでいますし、陳舜臣とは二回り以上年齢は離れているのですが、私も神戸北野町の小道を愛しつづけるでしょう。

北野町「港みはらし台」より六甲アイランド方面です。

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Paint It, Black - The Rolling Stones - 黒くぬれ!

今週のお題「わたしの好きな色」 

 

「わたしの好きな色」の曲と言えば、真っ先に思い浮かびます。

The Rolling Stones「Paint It, Black

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「Paint It, Black」で真っ先に思い浮かぶ風景は、

モノクロ写真で配偶者の好物のトランス。

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ザリザリ感の写真ががトランスにぴったりだそうですが、う~ん?分からん。

 

カレーは好物。 

おいしかったのがマカ太字で焦がしにんにく油でナニが言いたいのか、

セブンイレブン「男の極旨 カレー」です。

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確かにコクがあります。甘いのが好きな私は中辛がちょうど良い辛さです。

パンと一緒に食べるとコクと旨味がよく味わえます。

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 辛いものを食べたあとは甘いものが欲しくなります。

トアロードの「無印良品 神戸BAL」は比較的ゆっくり買い物ができるので、いおやつを探します。

「ルイボス&豆茶」は麦茶より香ばしくて、

一緒に買った「ひとくちブラックウエハース」や、

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ブラックビスケットクランチチョコ」と、

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良くあいます。

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 残り半年を無事で過ごせますように、六月の和菓子は「水無月」。

ういろうの上に小豆がのせてあり、本来は6月30日に残り半年の無病息災を願って食べるのですが、うっかり者の私たちは忘れないように、ちょっと気が早いのですが食べておきます。

写真を撮る時に包みを外すのを忘れてるし、色は茶色やで。

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カフェインでぼんやりしている体を目覚めさせるため 、6月23日(日)修法ヶ原池のボートハウスで飲んだアイスコーヒーは・・・ブラウンやろ。

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紙コップの裾には、夜には電飾が見える錨山と市章山が描かれています。

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見えづらいですけれど、昨年12月28日午後5時半ごろの錨山、市章山とその左下にビーナスブリッジです。

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だんだんと色的にはブラウンの話が多くなってきて、このままでは

The Rolling StonesBrown Sugar」になりそうなので、

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〆は、甥が面倒見ている猫の「クーちゃん」です。

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ハイ、こっち!クーちゃんは、お利口さんやね。